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箱庭療法学モノグラフ第16巻

心理療法と情念

イメージとの対話による主体の生成

松井 華子 著

刊行年月日:2021/10/14
ISBN:978-4-422-11750-8
定価:3,960円(税込)
判型:A5判 210mm × 148mm
造本:並製
頁数:240頁

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心理療法における描画法・イメージの意義

近年、“主体のなさ”を特徴としてイメージ表現が成立しにくい事例が増えている。そのような中で描画法を用いる意義はあるのか。バウムテスト、スクイグル、風景構成法を用いた研究や事例をもとに、セラピストとクライエントが出会い、関わるプロセスにおいて描かれた絵と共にクライエントの主体が生成される様を描き出し、「融合」「否定」「情念」などの概念を通して現代の心理療法における描画法・イメージの意義を検討する。

序章 描画法の位置づけ
投影法と心理査定
 1.はじめに
 2.各章の構成

第 1 章 現代の心理療法と投影法 
 1.現代の心理療法
 2.投影法と「サイコロジカル・マインド」
 3.バウムテスト――〈心理査定的描画法〉と主体の生成
 4.スクイグル――主体と主体が交わる〈心理療法的描画法〉
 5.描画法としての風景構成法の独自性
 6.次章へ向けて

第 2 章 対人恐怖的心性と風景構成法
 1.対人恐怖的心性と近代的な自己意識
 2.風景構成法に表現される近代的な自己意識
 3.調査について
 4.調査から考えられること
 5.風景構成法に表現される自己意識 再考

第 3 章 風景構成法と主体の生成
 1.風景構成法の持つさらなる機能
 2.事例の提示
 3.〈幻聴〉に見るクライエントのあり方
 4.「否定」する行為と主体の生成
 5.風景構成法における「融合」と「否定」
 6.「否定」と描画法

第 4 章 境界と対話の場としての交互スクイグル
 1.スクイグルと自我境界
 2.自我境界の観点から見た面接開始当初の見立てと面接の方針
 3.スクイグル導入までのクライエントの自我境界のあり方
 4.交互スクイグルの導入と自我境界の生成
 5.対話としての交互スクイグル――言語的対話と非言語的対話の相補性
 6.スクイグルにおける「融合」と「否定」
 7.相互「否定」の場としてのスクイグル――その本質としての「結合と分離の結合」

第 5 章 主体の内実としてのイメージ
 1.主体の生成とイメージの自律
 2.タヌキとはどのような生き物か
 3.事例におけるタヌキイメージ
 4.自己意識の萌芽とその限界
 5.主体の生成とイメージの誕生の同時性から見たスクイグル

第 6 章 バウムテストにおける主体の生成と「出会い」
 1.はじめに
 2.筆者の体験から
 3.なぐり描き法の描線に見る混沌からの「出会い」
 4.同時通訳者の「出会い」
 5.心理臨床場面における「出会い」
 6.バウムテストに見る主体の生成

第 7 章 描画法における主体の生成
 1.「融合」と「否定」の場としての描画法に見る主体の生成とイメージの誕生
 2.線が描かれること――バウムテストとスクイグルの類似性
 3.線が閉じられること――バウムテストにおける主体の表現
 4.線と線が関係づけられること――風景構成法における自己意識

第 8 章 情念とは何か
 1.情念についての哲学的理解
 2.情念についての心理学的・神経科学的理解
 3.中村雄二郎による情念論――情念と共通感覚
 4.現代の心理療法と情念

第 9 章 夢を介した心理療法における情念と共通感覚
 1.発達障害「的」事例
 2.事例の提示
 3.考察
 4.発達障害「的」様相への心理療法と情念

終章 心理療法と情念
 1.投影法と描画法――「サイコロジカル・マインド」をめぐって
 2.身体を用いる〈作業〉としての描画法 
 3.情念と「サイコロジカル・マインド」
 4.心理療法と情念
 5.おわりに


引用文献
索引
巻末資料 
初出一覧
あとがき

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]松井 華子(マツイ ハナコ)
松井華子(まつい・はなこ)
1978年生まれ。京都大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。博士(教育学)。臨床心理士。公認心理師。現在、天理大学人間学部准教授。専門は臨床心理学。
著書に『心理療法における「私」との出会い――心理療法・表現療法の本質を問い直す(京大心理臨床シリーズ10)』(共著,創元社,2014年)、訳書に『プレイセラピー――関係性の営み』(共訳,日本評論社,2007年)。論文に「風景構成法における彩色過程」(現代のエスプリ,505,120-128,2009年)、「風景構成法から見た対人恐怖的心性について――自己意識のあり方に着目して」(箱庭療法学研究,24(2),21-35,2011年)、「対話としての交互スクイグル」(心理臨床学研究,37(5),445-456,2019年)など。

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