TOPICS 更新履歴

2024.03.18
2024年度版ブックカタログをアップしました。
2024.03.15
「子どもの本100問100答」を更新しました。
2024.03.04
「今月のおすすめ本」を更新しました。
2024.02.15
「子どもの本100問100答」を更新しました。
2024.02.06
「今月のおすすめ本」を更新しました。

書籍紹介動画

学校・図書館さまにおすすめの書籍の内容を、動画でご紹介します。

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今月のおすすめ本

おすすめの新刊や話題の書籍を、教育・図書館関係者さまの推薦のことばとともにご紹介します。

改訂版 恐竜と古代の生き物図鑑

改訂版 恐竜と古代の生き物図鑑

ダレン・ナイシュ監修/ジョン・ウッドワード著/田中康平監訳/喜多直子訳
定価 2,970円(税込)

はるか昔、地球には恐竜をはじめ見たこともないような生き物が暮らしていた。1000点以上のフルカラー画像とともに最新研究から解明された古生物の驚くべき世界を紹介。

能力で人を分けなくなる日

能力で人を分けなくなる日

最首悟著
定価 1,540円(税込)

能力主義と優生思想、人との関わり、個・自立・責任、生と死などの問題を著者と中高生が話しあい、いのちに価値づけはできるのか、共に生きるとはどういうことかを考える。

現代民俗学入門

現代民俗学入門

島村恭則編
定価 1,980円(税込)

トイレのスリッパ、火葬場の箸わたしからネット上の美談、LGBTQIA+まで。現代社会に潜むいろいろな疑問や話題を、民俗学の知識と図解でわかりやすく解説します。

ひと目でわかる アートのしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる アートのしくみとはたらき図鑑

池上英洋監修/岡本由香子訳
定価 4,400円(税込)

アートの概念、素材や道具、技法など、実践的な知識を幅広く紹介し、世界の伝統美術と古代から現代までの歴史を、実際の有名な作品を参照しながら概観するビジュアル図鑑。

「科学のキホン」シリーズ 全4巻セット

「科学のキホン」シリーズ 全4巻セット

カート・ベイカー、ヘレン・ピルチャー、アリ・O・セゼル、ケン・アシュウェル著/東辻千枝子、日髙翼訳/野田泰子監訳/久保美代子訳
定価 12,320円(税込)

日常生活のあらゆる場面に、サイエンスはかくれている! 物理学/生物学/化学/解剖学の「キホン」を手描き風のイラスト&解説でサポートする入門書シリーズ(全4巻)。

写真でみる 紫式部の有職装束図鑑

写真でみる 紫式部の有職装束図鑑

仙石宗久著
定価 3,520円(税込)

皇室の衣装のすべてを知る筆者が解説。豊富なカラー写真で、紫式部の生涯と装束や源氏物語にまつわる衣食住を紹介する入門書。

シリーズ「あいだで考える」創刊5冊セット

シリーズ「あいだで考える」創刊5冊セット

頭木弘樹、戸谷洋志、奈倉有里、田中真知、坂上香著
定価 7,920円(税込)

不確かな時代を共に生きていくために必要な「自ら考える力」「他者と対話する力」「遠い世界を想像する力」を養う多様な視点を提供する、10代から読める人文書シリーズ。

ひと目でわかる 政治のしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる 政治のしくみとはたらき図鑑

吉田徹監修/豊島実和訳
定価 3,960円(税込)

政治の必要性や主要な統治方法・制度、政治哲学から、今日における国際的課題まで、政治のありようを簡潔な解説と豊富なイラストで示した、これまでにないビジュアル図鑑。

身近なモノやサービスから学ぶ「情報」教室シリーズ①~⑤【全5巻セット】

身近なモノやサービスから学ぶ「情報」教室シリーズ①~⑤【全5巻セット】

土屋誠司編著/松本和幸、芋野美紗子、鈴木基之、柘植覚著
定価 13,750円(税込)

まるで授業を受けているような感覚が味わえる読みやすくて楽しい入門書。高校の「情報」の学習範囲に準拠し、写真や図表を豊富に掲載。学生から社会人まで役立ちます。

子どもの本
100問100答

子どもの本に関わる質問や疑問にQ&A形式でお答えします。内容は月替わりで更新いたします。
※2013年8月刊行『子どもの本100問100答』(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団編)より抜粋
(2024.3.15更新)

講師を依頼して講演会を開きたいのですが、どのように交渉して、どのように進めていけばいいですか?

講演会の設定、依頼、講演会、事後処理の手順

 まず、講演会の目的を、はっきりとさせましょう。誰のために、どういう人にどのような内容で依頼をするのかを頭において、準備にかかります。

1) 講演会の目的:どんなテーマで、何人ぐらいの規模の会にするのか

2) 時期:いつごろを予定しているのか

3) 講師の依頼:作家、画家、語り手、子どもの本の専門家など(後述)

4) 会場:講師を決めて、会場の予約をする。会場で使える機器を調べる
   マイク、OHP、パワーポイント、照明など

5) 経費:講師謝礼、会場費などの経費、受講料を決める(後述)

6) 保育:実施するなら、別の部屋と保育する人を確保する

7) 広報:ポスターやビラの作成、配布

8) 本の販売、サイン会(地元の本屋さん、講師本人から出品など)

9) 講演会の記録:録音・撮影は講演者の許可を取っておく。記録の発行

10) 事後処理:会計処理と報告、関係者などへのお礼状など

講師依頼の方法

 講師依頼の前にはっきりさせておく必要があるのは、講演の内容、日時、講演時間、謝礼の額、交通の便などです。日時を講師の都合に合わせることができるのか、できないのかによって、交渉のやり方が変わってきます。できれば、複数の候補日を用意しておくといいでしょう。1年ぐらい前から交渉すると、講師のスケジュールがあいている可能性が高いかもしれません。

 講師としては、作家や絵本作家、子どもの本の専門家などに依頼することになりますが、そのやり方はいろいろです。他で開催されている講演会を調べて参加し、ふさわしいと判断したうえで、講師に直接会ってお願いするか、主催者を通して住所を教えてもらうのは手堅いやり方です。講演会のニュースを発信しているサイトは、以下です。参考になると思います。

 ・大阪国際児童文学振興財団〈全国のイベント紹介〉http://www.iiclo.or.jp/

 ・JBBY(日本国際児童図書評議会) 〈催事のご案内〉https://jbby.org/event-calendar

 ・やまねこ翻訳クラブ〈イベント情報〉http://www.yamaneko.org/info/index.htm

講師の謝礼

 謝礼の額は、大変デリケートです。人によっては、自分で決めておられる場合がありますが、多くはそうではないので、依頼者側から提示することになります。依頼者の状況はいろいろなので、率直に支払える額を相手に伝えてみるといいでしょう。講演時間は、1~2時間でも、講師にはまる1日以上の仕事になることを考えて、設定する必要があります。

 主催者は経費が必要ですが、公的な助成金に応募するには、年ごとに締切日があるので、間に合うよう企画を立てる必要があります。また、図書館など関係団体との共催も考えられます。

 講演者の見当がつかない、住所がわからない、連絡方法がわからないなどの問いに答えるのは、なかなか難しいです。日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会、日本児童出版美術家連盟、日本児童文学学会、日本イギリス児童文学会、絵本学会、JBBYなど、各種専門家の団体では名簿が発行されていますが、会員向けのものであり、個人情報のアクセスは容易ではありません。特に、あまり講演をしていない作家・画家などの場合は、やむをえず出版社などに手紙を送り、転送のお願いをしたことがありました。

どんな講演会が考えられるか

 講演会を企画するのは大変ですが、その過程でいろいろな出会いがあり、すばらしい経験になります。多いのは「1人の作家や画家」に話を聞くやり方ですが、「複数の作家や画家」に対談をしてもらったり、原画展や子ども中心のイベントなどとの同時開催も考えられます。

 また、取り組みたいテーマのあるときは、一つのテーマを設定して、「立場の異なる複数の講師をたてる」、あるいは「連続講座にする」など、企画力が必要な会も考えられます。

カタログ
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毎年4月に発行している学校・公共図書館さま向け図書カタログや、
4月以降に刊行した新刊のチラシを下記よりダウンロードしていただけます。

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