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新型コロナがやってきた
ウイルスに負けない「巣ごもり生活」
ポール・ド・リヴロン 著 / マルグリット・ド・リヴロン 著 / 遠藤 ゆかり 訳
刊行年月日:2021/01/22
ISBN:978-4-422-76067-4
定価:2,420円(税込)
判型:A4判変型 288mm × 220mm
造本:上製
頁数:72頁
自分とみんなを守る過ごし方
新型コロナウイルスは、とつぜんわたしたちの前に現れました。この本で書かれているお話は、子どもたちの生活支援と交流のための読み物として、フランスのインターネットで公開されたものです。
新型コロナの感染が広がったフランスでは、日本の「自粛要請」よりもきびしい「ロックダウン」によって、生活が激変しました。この本では、外出が禁止されて自宅で「巣ごもり」するようになってから、ふたたび外に出られるようになるまでのことが、わかりやすい文章とかわいいイラストで説明されています。感染防止のお話や、ウイルスに感染するしくみや免疫の話、怒りや悲しみといった感情のコントロール、室内での遊び方など、日常生活の工夫もたくさんちりばめています。
この本を読んで、フランスではこうだったのかと知ることができたら、そのあと、日本での生活をふりかえってみるのもよいでしょう。そうすることで、小さなお子さんにも、新型コロナの深い知識が身につくはずです。
訳者まえがき
この本をいっしょにつくってくれた仲間たち
巣ごもり
いろいろな工夫
スーパーヒーローたち
おうちで学校
テレワーク
心配ごと
こんなこと、いままでになかった!
とてもつらい巣ごもりの日々
いろいろな争いごと
怒り
自然
巣ごもり中の誕生日
さまざまな画面
自分でやってみる
みんなで助け合おう
ホームレス
スポーツ
ウイルス
免疫システム
検査
感染予防策
マスク
ワクチン
国の責任者、政治家の仕事
巣ごもりの終わり
死について話そう
亡くなった人を思う
ちょっと奇妙な学校生活
センザンコウ
波の話
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[著]ポール・ド・リヴロン(リヴロン,ポール・ド)
1991年生まれ、フランス在住。変わったアイデアの持ち主で、物事のしくみについて説明することが好き。普段はエンジニアとして働いている。
[著]マルグリット・ド・リヴロン(リヴロン,マルグリット・ド)
1993年生まれ、スイス在住。精神運動訓練士として、障害をもつ子どもたちの介助をする仕事をしながら、趣味でイラストを制作していた。現在は児童書のイラストレーターとして活動中。
[訳]遠藤 ゆかり(エンドウ ユカリ)
上智大学文学部フランス文学科卒。訳書に「知の再発見双書」シリーズ、『シュルレアリスム辞典』『世界図書館遺産』『ビジュアル版 女性の権利宣言』『ビジュアル版 子どもの権利宣言』『ビジュアル版 世界人権宣言』(いずれも創元社)、『フランスの歴史[近現代史]』(明石書店)などがある。
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お客様の声
思いやりと英知のつまった良書
投稿者 Du courage! / 投稿日 2021/04/28
愛らしいイラストと語り口で、コロナ感染のしくみや予防法がよくわかります。
十分に科学的でありながら、詩的でユーモアもあって、日本語も楽しく見事 . . . 。子どもたちの好奇心を満たしつつ、長期間不自由を強いられ、恒常的な不安にさいなまれる、つらい心にもやさしく寄り添ってくれます。
大人でさえ話題にしにくい「怒り」や「死」といったことがらにもしっかり踏み込んでいて、その誠実さに頭がさがります。
フランスという異国のお話だからこそ、幼い読者も、すこし距離をおいて客観的に受け止められる、そんな翻訳書のメリットが発揮された良書と感じました。
この本を読んだあとで、子ども同士、大人同士、子どもと大人、みんなで、たくさん話し合ってほしい、そしてコロナ禍という前代未聞の危機をいっしょに乗り越えていってほしい、心から願います。