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デリシャス・メトロポリス
ウェイン・ティーボーのデザートと都市景観
ウェイン・ティーボー 著 / 江崎 聡子 訳 / 江崎 聡子 解説
単行本 ¥4,950刊行年月日:2024/04/09
ISBN:978-4-422-70148-6
定価:4,950円(税込)
判型:A4判変型 242mm × 223mm
造本:上製
頁数:128頁
内容紹介
カリフォルニアの街とスイーツを描いた巨匠
ピンクの丸いアイスクリーム、黄色い三角形のレモンケーキ、白いメレンゲとチョコレートパフェ。それに、デフォルメされた、坂の多い都市景観。70年にわたってアメリカ西海岸の街と大衆文化を描き続けた画家ウェイン・ティーボー。アメリカでは「ポップ・アートの先駆者」とも呼ばれながら、日本では無名に近い画家の本邦初の画集。『エドワード・ホッパー作品集』の著者江崎聡子氏の翻訳と日本語版解説で調理した、美味しい本。もっと見る
目次
アーティストの声明(ウェイン・ティーボー)
◆デザート
《五つのカップケーキ》1999年(ジャネット・ビショップ)
《天使の食べもの》2000年(クレイ・ヴォーヒーズ)
《チョコレートとメープル》2001年(フレッド・ドーキー)
《ベーカリーのカウンター》1993年(スコット・A・シールズ博士)
《二つと半分のケーキ》1972年(マイケル・ザキアン)
◆デザートと都市景観
《冷蔵ケース》2010-2013年/《交通渋滞》1988年(ヴィクトリア・ドーキー)
《パーク・プレイス》1995年(キャサン・ブラウン)
《コンドミニアムの稜線》1978年(マルコム・ワーナー)
《フリーウェイのカーブ》1995年(デリック・R・カートライト)
《交差点の建物》2000-2014年(スティーヴ・ナッシュ)
◆都市景観
【日本語版解説】
カリフォルニア・デイ・ドリーミング――ウェイン・ティーボーの美味しいアメリカン・ウェイ・オブ・ライフ(江崎聡子)もっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]ウェイン・ティーボー(ティーボー,ウェイン)
20世紀後半から、主にアメリカ西海岸で活躍した画家。
1920年アリゾナ州に生まれ、幼少期カリフォルニア州に移住。高校卒業後、漫画家となり、1942年陸軍航空隊に入隊、ポスターや基地新聞の漫画制作を担当する。戦後ロサンジェルスの製薬会社に勤務し、1949年サンノゼ州立大学入学。翌年サクラメント州立大学(現カリフォルニア州立大学サクラメント校)に移り、同大学大学院で修士号を取得。1960年カリフォルニア大学デイヴィス校専任教員となり、1991年の定年まで同校に務める。
大学在学時より画家として活動を開始、1961-62年にかけて、後に代表的スタイルとなるケーキやキャンディーなどアメリカ大衆文化の要素をモチーフとした具象画を描き始める。1962年アラン・ストーン・ギャラリーでの個展が注目を集め、ティーボーの名をアメリカ全土に知らしめるものとなった。1960年代後半からは風景画も描き始め、とくに急勾配の坂道と建築物を題材とした都市景観図を数多く制作した。2021年、101歳で生涯を終える。[訳]江崎 聡子(エザキ サトコ)
聖学院大学准教授。立教大学アメリカ研究所客員研究員。専門分野はアメリカ美術、アメリカ視覚文化、ジェンダーとイメージ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。著書に『エドワード・ホッパー作品集』(2022年、東京美術)(単著)、『描かれる他者、攪乱される自己──アート・表象・アイデンティティ』(2018年、ありな書房)(共著)、『ニューヨーク──錯乱する都市の夢と現実』(2017年、竹林舎) (共著)などがある。[解説]江崎 聡子(エザキ サトコ)
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メディア情報
2024/05/20 フィガロジャポン7月号で紹介
2024/05/04 秋田魁新報で紹介
2024/05/03 徳島新聞で紹介
2024/04/30 沖縄タイムスで紹介
2024/04/28 佐賀新聞で紹介
2024/04/20 宮崎日日新聞で紹介