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僕は死なない子育てをする
発達障害と家族の物語
遠藤 光太 著
内容紹介
発達障害当事者・育児ドキュメンタリー
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【推薦します】
◆本田秀夫 氏
(精神科医・信州大学医学部教授)
納得できる生き方は、
自分を知るところから始まる。
発達障害があるとわかったことが
大きな転機となり、
前向きに人生を歩んでいくことができた
著者の実体験は、
生きづらさに悩む多くの人たちに
希望を示すだろう。
◆山崎ナオコーラ 氏
(作家)
「あ、これは私のことだ!」と思いました。
特性のある人、
特性のある人と関わっている人、
育児中の人、育児はしない人、色々な人が
「あ、私のことが書いてある!
書いてくれてありがとう!」
と思うんじゃないかな。
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「仕事終わりに妻と待ち合わせをし、
並んで帰路を歩きながら、
僕は缶ビールを開けた。
蒸し暑い夜に、
妻は静かに涙を流し始めた。
妊婦はビールを飲めない。」
23歳で結婚し、父になり、
鬱になって離婚しかけたり
自殺しかけたりしてから発覚した
〈発達障害〉。
一言で表せば「苦闘」の20代。
けれど「未来は大丈夫だ」と信じようとした。
「なんとか生き延びてこられたんだから--」
NHK「ハートネットTV」への出演や
「ハフポスト」「withnews」などで活躍する、
平成元年生まれの人気ライターによる、
発達障害当事者・育児ドキュメンタリー。
「死にたいぐらい
辛くなってしまう領域が存在することを、
僕は知っている。」
【本書に登場する資料】
バカの壁(養老孟司)
イクメンじゃない「父親の子育て」(巽真理子)
心が雨漏りする日には(中島らも)
自閉症スペクトラム(本田秀夫)
空白を満たしなさい(平野啓一郎)
旦那さんはアスペルガー(野波ツナ)
言葉を失ったあとで(上間陽子)
生活者の平成30年史(博報堂)
「待つ」ということ(鷲田清一)
弱いロボット(岡田美智男)
結婚不要社会(山田昌弘)
マネジメント(P・F・ドラッカー)
家族と国家は共謀する(信田さよ子)
ディスタンクシオン(P・ブルデュー)
手の倫理(伊藤亜紗)
職業としての小説家(村上春樹)
火花(又吉直樹)もっと見る
目次
プロローグ
第1話:小さな産院の薄暗い待合室で食べたメロンパン
第2話:「自然」としての娘を迎える
第3話:楽しい仕事と鬱
第4話:「もっと休んでほしかった」と妻は言った
第5話:「死にたい」と言えずに
第6話:「普通」でいなければ、崖から急に落とされる
第7話:発達障害を知ってゾッとする
第8話:障害者雇用という働き方
第9話:家族と発達障害
第10話:強かった妻の心が折れた
第11話:当事者との出会い、父のこと
第12話:平成元年生まれの苦闘
第13話:家族をリノベーション
第14話:コロナ禍と小学一年生の子育て
第15話:母の自立とトランスフォームする家族
第16話:死なない子育て
第17話:「平らな場所」にやってきた存在
第18話:発達障害とパパになる
おわりにもっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]遠藤 光太(エンドウ コウタ)
遠藤光太(えんどう・こうた)
1989年(平成元年)生まれ。発達障害の当事者。妻、子2人との4人暮らし。小学校時代には不登校を経験し、大学時代にはうつ症状を呈する。卒業後の社会人2年目に長期休職を経験。その後、退職、アルバイト、無職、障害者雇用での勤務を経て、2018年からライター業。ハフポスト日本版、withnewsなどのウェブメディアで取材記事執筆、エッセイ連載などを行う。もっと見る
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