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恐竜学者は止まらない!
読み解け、卵化石ミステリー
田中 康平 著
内容紹介
卵化石にしかできない謎解きを求めて
恐竜学者って、毎日何をして過ごしているの? 研究はどうやって生まれて、完成するの? 恐竜学者を目指して北の大地に旅立ち、大学院ではカナダに留学。恐竜の謎を追い求めモンゴル、中国、アメリカ、ウズベキスタンへ。世界経済の荒波にも、「あきらめなさい」の一言にも負けず、恐竜の生き生きとした行動・生態を解き明かすべく奮闘し続けた日々を、ユーモアを交えて語る。丸くて硬くて面白い、卵化石研究の世界へようこそ!
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【推薦】
小林快次氏(北海道大学総合博物館教授)
一流の恐竜研究者のレシピここにあり!
恐竜から鳥へ引き継がれる命と進化に迫る!!
万城目学氏(作家)
卵が先か、恐竜が先か。
恐竜研究の最前線の風景を日本語で真っ先に読める時代が来た!
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目次
【目次】
はじめに
第1章 さあ、カナダで恐竜研究を始めよう!
1 ジャックポット!
2 卵化石研究との出会い
3 カナダにやってきた!
4 卵殻研究プロジェクト、始動!
5 卵殻化石を研究しよう
6 別れは突然に
7 黄金色の光が降り注ぐ
コラム カナダの至宝、ブラック・ビューティ
コラム カナダで初めてのフィールドワーク
第2章 読み解け、化石からの伝言
1 パンクな生活が始まる
2 恐竜の抱卵をめぐるナゾ
3 ティレル博物館のバックヤードに潜入!
4 魔法の値、卵殻のガスコンダクタンスとは?
5 ガスコンダクタンス研究に穴あり!
6 混ぜるな危険!
コラム バーベキューと焚き火の思い出
コラム カナダの美味しい誘惑
コラム カナダの卵化石産地! その名も悪魔の峡谷
第3章 イクメン恐竜は卵を抱いたか?
1 いざ、卵殻のナゾを探る旅へ!
2 今度はアメリカ東海岸へ!
3 行くぜ、ハーバード大学とイェール大学!
4 最後は日本の動物園へ!
5 卵殻の間隙率を測定せよ!
6 卵殻の間隙率を比較せよ!
7 いざ、米国古脊椎動物学会へ!
8 ストレーレンの予言
コラム 鉄格子のある通りには気をつけよ?
コラム 論文が出版されるまで
コラム 初めてのプレスリリース
第4章 中国、恐竜化石ミステリーツアーへようこそ
1 ジュンチャン・ルー博士からのメール
2 中国へようこそ
3 卵化石の調査を開始!
4 卵化石研究者の楽園
5 世界最大の恐竜クラッチ化石
6 卵どろぼうの歴史
7 卵どろぼうのその後
8 開かずの扉が開く
コラム ベイビー・ルーイの数奇な運命
第5章 ゴビ砂漠の集団営巣のナゾを追え!
1 アジア恐竜研究の聖地、ゴビ砂漠へ
2 集団営巣跡を発見!
3 リモートワークを始めよう
4 自分の目で確かめないと納得できない
5 なにゆえ君は群れるのか
6 ついにK子さんの発見が日の目を見る
コラム 大草原の小さなトイレ
第6章 安楽椅子研究のススメ
1 YOUは何しに北極圏へ?
2 恐怖のキャンディデシー・イグザム
3 ベルリンの旅
4 安楽椅子研究の始まり
5 触れればつかめる
6 安楽椅子研究の終わりと春の始まり
7 日本で記者発表に挑む!
8 いざ、最終試験へ!
9 ラスト・ディフェンス・ラウンジ
コラム ティーチング・アシスタントは鍛えられる
コラム 日本語学校で恐竜を教える
第7章 恐竜学者は止まらない!
1 再びジャックポット!
2 新たな研究が始まる
3 世界最小の恐竜卵化石を発見!
4 恐竜たちの「生きる」をめぐるナゾ
5 謎解きはランチの後で
6 新たな恐竜化石を探して旅に出よう!
おわりにもっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]田中 康平(タナカ コウヘイ)
田中康平(たなか・こうへい)
1985年名古屋市生まれ。2008年北海道大学理学部卒業。2017年カルガリー大学地球科学科修了。Ph.D。日本学術振興会特別研究員(名古屋大学博物館)を経て、現在、筑波大学生命環境系助教。恐竜の繁殖行動や子育ての研究を中心に、恐竜の進化や生態を研究している。恐竜の卵化石を探して、世界中を飛び回る。主な著書に『まどあけずかん きょうりゅう』(共監修、2019年、小学館)、『恐竜の教科書』(共監訳、2019年、創元社)、『恐竜と古代の生き物図鑑』(監訳、2020年、創元社)、『いまさら恐竜入門』(監修、2020年、西東社)、『アメリカ自然史博物館 恐竜大図鑑』(監訳、2020年、化学同人)などがある。NHKラジオ「子ども科学電話相談」の回答者としても活躍中。もっと見る
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メディア情報
2024/07/26 『Pen』9月号で紹介