「創元アーカイブス」
創刊にあたって

このたび創元社は、「創元アーカイブス」と題し、現代の古典として評価の高い良書を復刊いたします。長年愛読されながら、経年とともに入手困難となってしまった書籍を、新装・本文組み替えのうえ刊行するものです。人文書を中心にしながらも、ジャンルを問わず、研究界・学会にて参照されるべき定評ある基本図書を選定します。また、広く一般教養に資し、現代においても読む価値を持つ名著や、識者や読者からの要望が多い書籍を精選し、今後定期的に刊行を続けて参ります。

2024年1月刊行

ユングと共時性

イラ・プロゴフ著/河合隼雄、河合幹雄訳ユングの後期思想の中でも関心の高い共時性原理について、ユングと共同研究した著者が広い視野から考察した重要な書。
ユングと共時性
2022年1月刊行

おとぎ話の心理学

マリー=ルイズ・フォン・フランツ著/氏原寛訳【新装復刊】ユング派の分析家である著者がグリム童話などをテキストに、おとぎ話に表れる無意識の問題を考察する。
おとぎ話の心理学
2021年10月刊行

結婚の深層

A・グッゲンビュール=クレイグ著/樋口和彦、武田憲道訳ユング派の代表的分析家が、結婚は伴侶が対決しつつ歩む自己実現への厳しい道の一つであると説く大胆でラディカルな書。
結婚の深層
2021年2月刊行

芸術と創造的無意識

エーリッヒ・ノイマン著/氏原寛、野村美紀子訳集合的普遍的無意識の立場から、創造的人間・創造的過程について分析を加え、現代芸術に現れている人の心の状況を巨視的に展望。
芸術と創造的無意識
2020年10月刊行

ヒトの足

水野祥太郎著ヒトの二足直立歩行の起源に新説を提唱した著者のライフワーク。恐竜の足の謎解きから扁平足問題、足の痛み、履物まで知的興奮に満ちた考察。
ヒトの足
2020年10月刊行

エゴグラム

ジョン・M・デュセイ著/池見酉次郎監修/新里里春訳孤独、夫婦間の葛藤、心身症からの解放等、豊富な実例をもとに説き、わが国ではじめてエゴグラムを紹介した翻訳書、待望の復刊。
エゴグラム
2020年5月刊行

エセンシャル・ユング

A・ストー編著/山中康裕監修/菅野信夫、皆藤章、濱野清志、川嵜克哲訳イギリスの心理学者ストーによるユングの代表的著作と論文からの精選抜粋集。解説と案内文付き。ユング心理学のすべてが分かる。
エセンシャル・ユング
2019年10月刊行

内なる治癒力

スティーヴン・ロック、ダグラス・コリガン著/池見酉次郎監修/田中彰、堀雅明、井上哲彰、浦尾弥須子、上野圭一訳精神神経免疫学(PNI)研究のパイオニアが、心が体に与える影響を科学的に解明。全人的医療への道筋を示した労作。
内なる治癒力
2019年9月刊行

夢の意味

C・A・マイヤー著/河合隼雄監修/河合俊雄訳ユング研究所の初代所長を務めた著者が、長年の臨床経験をもとに東西の古代の夢理論や夢の劇的な構造、夢分析の実際例を考察。
夢の意味
2019年7月刊行

ユング心理学の世界

樋口和彦著ユングの生涯や元型、コンプレックス、夢分析についてなどの解説に加えて神話、童話、錬金術、東洋思想などとのかかわりを考察。
ユング心理学の世界
2019年6月刊行

壺イメージ療法

成瀬悟策監修/田嶌誠一編著日本の臨床土壌から生まれた独自のイメージ療法の一種、壺イメージ療法。その全容を包括的に知るための格好の案内書。
壺イメージ療法
2019年5月刊行

内観療法入門

三木善彦著内観療法入門書待望の復刊。内観者の実記録を引用した詳細な事例紹介のほか、心理変化の測定や考察も加え多角的な理解を深める。
内観療法入門
2019年3月刊行

箱庭療法

木村晴子著箱庭療法の理解を深める基本図書、新装復刊。概説や基礎的研究、著者自身の臨床体験を写真や図解等の豊富な資料と共にまとめた。
箱庭療法
2019年1月刊行

東洋的瞑想の心理学

C・G・ユング著/湯浅泰雄、黒木幹夫訳ユングの東洋思想・宗教論文の集大成が待望の復刊。訳者解説と詳しい訳注付き。東洋思想を再発見するためのよき導きの書。
東洋的瞑想の心理学
2019年1月刊行

心理療法の光と影

A・グッゲンビュール=クレイグ著/樋口和彦、安溪真一訳援助専門家の必読文献待望の復刊。ユング心理学の立場から被援助者との力関係を解明し、援助者に潜む影や悪の問題に光をあてる。
心理療法の光と影