幸せになりたい女性のためのマインドフルネス

趣味に仕事に家事育児、現代女性の生き方は多忙で複雑。多くの女性が持続可能なワークライフ・バランスを見つけられずに苦労している。

マインドフルネスとは「起きていることに振り回されず、静かに落ち着いていられる能力」のこと。10分間の瞑想を１日２回、８週間実践すると、マインドフルネス体験が深まり、忙しくても自分とは何かを見失わずにいられるようになる。

瞑想の音声インストラクションは創元社HPからダウンロードできる。

目次

●はじめに―なぜ女性のためのマインドフルネスか
マインドフルネスは実用的
現代女性とマインドフルネス
男女平等とマインドフルネス
他人を基準にしない
旅のガイド

●この本の使いかた

●第1章　もっと輝くために
安らぎと静寂を見出す
自分自身の親友になる
マインドフルネスの効果

●第2章　マインドフルネスとは？
マインドフルネスは万人向け
今この瞬間を生ききる
マインドフルネスと瞑想
３つのタイプの瞑想法
あなただけのマインドフルネス

●第3章　瞑想の行い方
いつ？
どのように？
どこで？
どのような姿勢で？
注意すべきこと
呼吸の重要性
全身呼吸

第１部　身体を愛する

●第4章　身体を落ち着かせる
なぜ身体から始めるのか
交感神経と副交感神経
どうやって身体を落ち着かせるのか
ボディスキャン瞑想

●第5章　身体を受け入れる
身体から始める
３つの感情調節システム
身体の変化
身体への気づきがなぜ役立つのか
どうやって身体を受け入れるか
思いやりのボディスキャン瞑想

第２部　心の安らぎを得る

●第6章　心を静める
思考の威力
心を理解する
不安から安らぎへ―マインドフルネスのパラドクス
呼吸アンカー瞑想
うまくいっているかどうか心配になったら

●第7章　自分の心を思いやる
マインドフルな生き方
女性と心の病
心を責めない
自慈心と自尊心は別のもの
心が乱れたときの瞑想
思いやりの呼吸アンカー瞑想

第３部　思いやりで幸せになる

●第8章　自分のよいところを見つける
優しさの力
慈悲の瞑想の力
ポジティブな習慣をつくる
自分を思いやるためのセルフコンパッション瞑想

●第9章　他者を愛する
メッタバーバナ―慈悲の瞑想
すべてはつながっている
愛―ポジティビティ共鳴
つながりと思いやりのある人生
つながりの瞑想

●第10章　流れつづける、愛しつづける
意識の焦点と呼吸
オープンハート瞑想

第４部　日常にマインドフルネスを落とし込む

●第11章　ストレスよ、さようなら
いつでもマインドフルネス
中道を見つける
呼吸空間瞑想

●第12章　心が変われば、世界も変わる
マインドフルネスと優しさで世界が変わる

補足資料1　8週間マインドフルネス瞑想プログラム
補足資料2　五感をフル活用するためのチェックリスト
補足資料3　脳の進化と3つの層
補足資料4　呼吸を知る

注
索引
謝辞
監訳者あとがき

［著］ヴィディヤマラ・バーチ（バーチ，ヴィディヤマラ）
ヴィディヤマラ・バーチ Vidyamala Burch

ニュージーランド生まれ。10代で脊髄を損傷。療養中に瞑想と出会い、心身の苦痛の緩和にマインドフルネスが効果的であることを直感する。イギリスに移住後、痛みや病気を抱える人びと向けにマインドフルネス教育を開始。2004年に設立したBreathworksは現在25か国で活動を展開するまでに成長している。主な著書に Mindfulness for Health（共著、邦訳『からだの痛みを和らげるマインドフルネス』創元社）、Living Well with Pain and Illness がある。

［著］クレア・アーヴィン（アーヴィン，クレア）
クレア・アーヴィン

編集者としてSHEやGraziaなど数々の有名雑誌を手がけるかたわら、フィクションや伝記を発表。現在はコンテンツマーケティング代理店リバーグループでオムニチャンネルのマガジンブランドの開発を担当している。家族は夫スチュアート、子ども２人、アメリ・ローズ（７歳）とチャーリー（４歳）。イングランド南東部ハートフォードシャー在住。

［監訳］佐渡 充洋（サド ミツヒロ）
佐渡充洋（さど・みつひろ）
岡山大学医学部医学科卒業。同大学病院麻酔・蘇生科で初期研修後、1999年、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室入局。2005年、ロンドン大学大学院修士課程への留学などを経て、2008年より慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室勤務。現在、同教室および同大学ストレス研究センター専任講師。医学博士。主な著書に『マインドフルネスを医学的にゼロから解説する本』（共編、日本医事新報社）、『自分でできるマインドフルネス』『からだの痛みを和らげるマインドフルネス』（いずれも監訳、創元社）がある。

［訳］浦谷 計子（ウラタニ カズコ）
浦谷計子（うらたに・かずこ）
埼玉県生まれ。立教大学文学部英米文学科卒業。翻訳家。ヨガ講師。訳書に『医師が教える最強のダイエット～腸内フローラ革命』（シャスタインターナショナル）、『文豪の猫』（エクスナレッジ）、『母から受けた傷を癒す本』（さくら舎）、『APA倫理基準による心理学倫理問題事例集』（創元社）、共訳書に『援助専門家のための倫理問題ワークブック』（創元社）などがある。