-
クリック立ち読み
-
創元世界史ライブラリー
フィッシュ・アンド・チップスの歴史
英国の食と移民
パニコス・パナイー 著 / 栢木 清吾 訳
内容紹介
日常食から読む、移民と階級社会の英国史。
目次
第1章 起源
1 イギリスにおける魚食とジャガイモ食の初期の歴史
2 フィッシュとチップスの結婚
3 フィッシュ・アンド・チップス業界の拡大
4 フィッシュ・アンド・チップスの誕生
第2章 発展
1 最盛期
2 衰退
3 変化と生き残り
第3章 イギリスらしさ
1 労働者階級の食べもの
2 ナショナル・アイコンの構築
3 海を渡るフィッシュ・アンド・チップス
4 フィッシュ・アンド・チップスの「イギリスらしさ」
第4章 エスニシティ
1 外国から来たフィッシュ・アンド・チップス
2 ユダヤ人の食べもの
3 フィッシュ・アンド・チップスを売る外国人たち
4 フィッシュ・アンド・チップス店という坩堝
第5章 フィッシュ・アンド・チップスの意味
1 食の歴史と遺産
2 持ち帰り料理
3 イギリスらしさ
4 移民
訳者あとがき
著者紹介
[著]パニコス・パナイー(パナイー,パニコス)
1962年ロンドン生まれ。デ・モントフォート大学ヨーロッパ史教授。研究分野はイギリス移民史、ドイツ近代史、第一次世界大戦史、食文化史と幅広く、Migrant City: New History of London (2020), Germans as Minorities during the First World War (2014), Spicing up Britain: The Multicultural History of British Food (2008)など多数の著作がある。既刊の邦訳書として『近現代イギリス移民の歴史―寛容と排除に揺れた200年の歩み』(人文書院)がある。
[訳]栢木 清吾(カヤノキ セイゴ)
1979年大阪生まれ。神戸大学総合人間科学研究科博士後期課程修了。現在、同大学国際文化学研究推進センター研究員。翻訳者。専門は移民研究、カルチュラル・スタディーズ。著書に『ふれる社会学』(共著、北樹出版)、『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共著、ナカニシヤ出版)など。翻訳書に、ニケシュ・シュクラ編『よい移民』(創元社)、アーロン・S・モーア『「大東亜」を建設する』(共訳、人文書院)などがある。