内容紹介
名著に学ぶ、歴史学という知的営為の意味とあり方。著者渾身の1冊!
歴史学とはどういう学問なのか、歴史研究とはどう行われるべきなのか――そのヒントは「名著」にある。本書では、日本の西洋史学に少なからぬ影響を与えてきた綺羅星のごとき名著の数々を再評価、優れた研究の手法や意義、潮流を明らかにする。研究の最前線に立つ著者ならではの考察は力強く、歴史学という知的営為の意味をあらためて考えさせられる。「歴史とは、歴史家とは何か」の問いに真正面から答える、著者渾身の一冊。
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序 章 西洋史のリバイバル――西洋史はこのまま衰退するのか
第Ⅰ部 名著に学ぶ――私に影響を与えた書物
第1章 戦後史学の生みの親――大塚久雄『近代欧州経済史序説』
第2章 戦後史学への挑戦――越智武臣『近代英国の起源』
第3章 新しいパラダイムの形成――川北稔『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』
第4章 歴史家の姿勢――E・H・カー/清水幾太郎訳『歴史とは何か』
第5章 構造史家から文化史家へ――堀米庸三『中世国家の構造』から『中世の光と影へ』へ
第6章 海事史の最高傑作のひとつ――デヴィド・カービーほか著『ヨーロッパの北の海――北海とバルト海の歴史』
第7章 経済制度から歴史をみる――D・C・ノースほか著『西欧世界の勃興――新しい経済史の試み』
第8章 現代社会を見る眼――I・ウォーラーステイン著『近代世界システム』第1~4巻
第II部 歴史と歴史家の役割
第9章 プロト工業化とは何だったのか――全体を見る目とプロト工業化
第10章 日本語で書くということ――英語の時代に日本語で書くことの意義
第11章 ふただひ、歴史とは何か――史料との関係から
第12章 ヨーロッパ史と異文化間交易――ヨーロッパはどうやって対外的拡
第13章 重商主義とイギリス――イギリス帝国のあり方
終 章 歴史家とは何か――職業としての歴史家
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序 章 西洋史のリバイバル――西洋史はこのまま衰退するのか
第Ⅰ部 名著に学ぶ――私に影響を与えた書物
第1章 戦後史学の生みの親――大塚久雄『近代欧州経済史序説』
第2章 戦後史学への挑戦――越智武臣『近代英国の起源』
第3章 新しいパラダイムの形成――川北稔『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』
第4章 歴史家の姿勢――E・H・カー/清水幾太郎訳『歴史とは何か』
第5章 構造史家から文化史家へ――堀米庸三『中世国家の構造』から『中世の光と影へ』へ
第6章 海事史の最高傑作のひとつ――デヴィド・カービーほか著『ヨーロッパの北の海――北海とバルト海の歴史』
第7章 経済制度から歴史をみる――D・C・ノースほか著『西欧世界の勃興――新しい経済史の試み』
第8章 現代社会を見る眼――I・ウォーラーステイン著『近代世界システム』第1~4巻
第II部 歴史と歴史家の役割
第9章 プロト工業化とは何だったのか――全体を見る目とプロト工業化
第10章 日本語で書くということ――英語の時代に日本語で書くことの意義
第11章 ふただひ、歴史とは何か――史料との関係から
第12章 ヨーロッパ史と異文化間交易――ヨーロッパはどうやって対外的拡
第13章 重商主義とイギリス――イギリス帝国のあり方
終 章 歴史家とは何か――職業としての歴史家
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目次
序 章 西洋史のリバイバル――西洋史はこのまま衰退するのか
第Ⅰ部 名著に学ぶ――私に影響を与えた書物
第1章 戦後史学の生みの親――大塚久雄『近代欧州経済史序説』
第2章 戦後史学への挑戦――越智武臣『近代英国の起源』
第3章 新しいパラダイムの形成――川北稔『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』
第4章 歴史家の姿勢――E・H・カー/清水幾太郎訳『歴史とは何か』
第5章 構造史家から文化史家へ――堀米庸三『中世国家の構造』から『中世の光と影へ』へ
第6章 海事史の最高傑作のひとつ――デヴィド・カービーほか著『ヨーロッパの北の海――北海とバルト海の歴史』
第7章 経済制度から歴史をみる――D・C・ノースほか著『西欧世界の勃興――新しい経済史の試み』
第8章 現代社会を見る眼――I・ウォーラーステイン著『近代世界システム』第1~4巻
第II部 歴史と歴史家の役割
第9章 プロト工業化とは何だったのか――全体を見る目とプロト工業化
第10章 日本語で書くということ――英語の時代に日本語で書くことの意義
第11章 ふただひ、歴史とは何か――史料との関係から
第12章 ヨーロッパ史と異文化間交易――ヨーロッパはどうやって対外的拡
第13章 重商主義とイギリス――イギリス帝国のあり方
終 章 歴史家とは何か――職業としての歴史家
第Ⅰ部 名著に学ぶ――私に影響を与えた書物
第1章 戦後史学の生みの親――大塚久雄『近代欧州経済史序説』
第2章 戦後史学への挑戦――越智武臣『近代英国の起源』
第3章 新しいパラダイムの形成――川北稔『工業化の歴史的前提――帝国とジェントルマン』
第4章 歴史家の姿勢――E・H・カー/清水幾太郎訳『歴史とは何か』
第5章 構造史家から文化史家へ――堀米庸三『中世国家の構造』から『中世の光と影へ』へ
第6章 海事史の最高傑作のひとつ――デヴィド・カービーほか著『ヨーロッパの北の海――北海とバルト海の歴史』
第7章 経済制度から歴史をみる――D・C・ノースほか著『西欧世界の勃興――新しい経済史の試み』
第8章 現代社会を見る眼――I・ウォーラーステイン著『近代世界システム』第1~4巻
第II部 歴史と歴史家の役割
第9章 プロト工業化とは何だったのか――全体を見る目とプロト工業化
第10章 日本語で書くということ――英語の時代に日本語で書くことの意義
第11章 ふただひ、歴史とは何か――史料との関係から
第12章 ヨーロッパ史と異文化間交易――ヨーロッパはどうやって対外的拡
第13章 重商主義とイギリス――イギリス帝国のあり方
終 章 歴史家とは何か――職業としての歴史家
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著者紹介
[著]玉木 俊明(タマキ トシアキ)
1964年大阪市生まれ。同志社大学大学院文学研究科(文化史学専攻)博士後期課程単位取得退学。現在、京都産業大学経済学部教授。専門は近代ヨーロッパ経済史。著書:『北方ヨーロッパの商業と経済』(知泉書館)、『海洋帝国興隆史』『近代ヨーロッパの誕生』(以上、講談社選書メチエ)、『近代ヨーロッパの形成』(創元社)、『私と西洋史研究』(共著、創元社)『ヨーロッパ覇権史』(ちくま新書)ほか多数。
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