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プロカウンセラーの面接の技術
杉原 保史 著
内容紹介
「聞く技術」から「話してもらう技術」へ
企業において人事担当者が行う面接や教育現場で学校の先生が行う面接だけでなく、世の中には「人が人と会って話を聴き出す場」が数多くあります。
たとえ目的はさまざまであっても、共通しているのは相手と信頼関係を築き、お互いの理解を深めていくことです。
本書は、具体的な質問の仕方から相手との向き合い方や関係の作り方、オンライン面接のコツまで、プロのカウンセラーが現場の中で培った知恵や工夫を余すところなく伝えます。
ベスト&ロングセラー『プロカウンセラーの聞く技術』『プロカウンセラーの共感の技術』に続く、相手と深い信頼関係を築くための一冊。もっと見る
目次
01 信頼関係を作る
02 目標についての合意はできているか
03 さらに面接の目標について
04 面接におけるリーダーシップのあり方
05 オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン
06 人の「私的で内的な世界」を尋ねる
07 話してくれない相手
08 本音は引き出すべき?
09 相手に語らせる
10 相手の答えよりもあなたの質問が鍵である
11 第一印象の重要性
12 第一印象がすごくよいとき
13 人を見る目
14 表面的な話をする相手
15 具体的に話してもらう
16 相手のプライドを守る
17 技術としての沈黙
18 「説得」しない
19 好奇心を持つ
20 思い通りに人を動かす?
21 あら探しをしない
22 一度の出会いで分かることと、分からないこと
23 服装・髪型・装身具
24 面接空間のデザインについて
25 相手の話が聞き取れないとき、理解できないとき
26 役割分担する
27 初対面の緊張
28 質問の裏技
29 もったいぶる
30 直観に開かれる
31 疲れているとき
32 受け容れがたい感情を向けられたとき
33 相手に不適切な感情を抱いたとき
34 訊きづらいことを訊かなくてはいけないとき
35 面接者が自分のことを話すのは?
36 二種類の自己開示
37 泣きそうになっても涙を抑えるべき?
38 強く被害を訴えている人の面接
39 笑顔でつらい話をする人
40 対面の面接とオンラインの面接
41 オンライン面接のコツ
42 年齢や性別などのギャップをどう超えるか?
43 マニュアルと面接者の個性
44 共感されることを受け入れる
45 無意識的で比喩的なコミュニケーション
46 動機づけのない相手との面接
47 面接者の対応を責められたとき
48 ユーモアの効用
49 相手の立場に立つ
50 あとはお任せもっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]杉原 保史(スギハラ ヤスシ)
1961年、神戸市生まれ。京都大学教育学部、京都大学大学院教育学研究科にて臨床心理学を学ぶ。大谷大学文学部専任講師、京都大学カウンセリングセンター教授などを経て、京都大学学生総合支援機構学生相談部門教授。教育学博士(京都大学)、公認心理師、臨床心理士。日本心理療法統合学会副理事長。
主な著書に『プロカウンセラーの共感の技術』『技芸としてのカウンセリング入門』『プロカウンセラーの薬だけにたよらずうつを乗り越える方法』(創元社)、『SNSカウンセリング・ハンドブック』『心理療法統合ハンドブック』(誠信書房)、『キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門』(北大路書房)などがある。もっと見る
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