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図説 日本の城と城下町③
江戸城
西木 浩一 監修 / 小粥 祐子 監修
内容紹介
城下町の痕跡を探して江戸東京を歩く面白さ
江戸城は今も東京の中心に息づいている――。徳川家康の入城を機に発展し、大火と再建を繰り返しながら拡大してきた大城下町・江戸の見どころを徹底解説。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して、巨大都市・東京に埋もれた歴史の地層を掘り起こし、町々の随所に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第3弾。城を愛する落語家・春風亭昇太氏の巻頭インタビューも収載。もっと見る
目次
◇はじめに 失われた城が喚起する巨大城下町のイメージを求めて(小粥祐子・西木浩一)
◇特別インタビュー 東京人で江戸城に行ったことがない人はいない(春風亭昇太)
江戸城周辺地図
東京都広域地図
◇図説 江戸城ものがたり
◇「公文書館」で歴史の積み重ねを感じる
《Part1 江戸城を歩く》
江戸城地図
城内1 諸大名が登城した正門「大手門」
城内2 拡張された江戸時代の「三の丸」
城内3 「二の丸」から先はさらに強固な警備体制
城内4 石垣と門で厳重な守り「中の門」と「中雀門」
城内5 明暦の大火後は天守の代わりとなった「富士見櫓」
城内6 江戸城の中心「本丸御殿」
城内7 本丸西側に現存する「富士見多聞」と「石室」
城内8 城内巨大な「天守台」が徳川家の威信を伝える
城内9 本丸の「搦手」を守る橋や枡形門
城内10 御三卿や春日局が暮らした「北の丸」
城内11 江戸城は「皇居」に姿を変えた
◇江戸城散策に行くなら内郭の施設にも注目
《Part2 江戸の城下町を歩く》
城下町地図
城下1 「大手町」「丸の内」に大名の足跡を見つける
城下2 広大な大名屋敷跡が官庁に転じた「霞が関」
城下3 旗本屋敷の「番町」と接する町人地の「麹町」
城下4 神田川沿いに発展した「内神田」と「外神田」
城下5 江戸経済の中心地「日本橋」
城下6 江戸湾を埋め立てて開発した「築地」
城下7 武家屋敷が集まる「赤坂」、寺社が配された「芝」
城下8 武家屋敷跡が学舎となった「小石川」「本郷」
城下9 対照的な2つの門前町「上野」と「浅草」
城下10 江戸文化が色濃く残る「すみだ」の今昔
城下11 江戸の物流を支えた「小名木川」「深川」
◇西の出口にある宿場が巨大駅となった「新宿」
◇超巨大都市を生み出した隅田川と江戸の水運
《Part3 江戸東京の文化探訪》
江戸東京の食文化
江戸東京の芸能・芸術
江戸東京を知るためのミュージアム案内
江戸東京の祭礼・行事
◇索引
◇参考文献もっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[監修]西木 浩一(ニシキコウイチ)
西木浩一(にしき・こういち)
1961年、東京都生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了、東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。1993年より東京都公文書館に史料編纂職種として勤務、「東京市史稿」等の編纂に従事。公務著作に『江戸の葬送墓制』(六一書房)、共編著に『みる・よむ・あるく東京の歴史』全10巻(吉川弘文館)。[監修]小粥 祐子(オガイマサコ)
小粥祐子(おがい・まさこ)
1975年静岡県生まれ。昭和女子大学大学院生活機構研究科生活機構学専攻(博士課程)修了。日本住宅史・室内意匠史(おもに近世)専攻。昭和女子大学人間社会学部現代教養学科助教を経て、2016年より東京都公文書館専門職員(史料編纂担当)。おもな著書に『江戸城のインテリア』(河出書房新社)、共著書『よみがえる江戸城』(NHK出版)など。もっと見る
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