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母性の喪失と再生


東山 弘子 著

単行本 ¥3,300

刊行年月日:2006/04/06
ISBN:978-4-422-11350-0
定価:3,300円(税込)
判型:四六判
造本:上製
頁数:248頁

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内容紹介

 時代の変遷の中で、日本人の母性イメージは種々に混乱し、女性のアイデンティティもさまざまな形で拡散を見せている。本書は、セラピストとして、そうした現代的諸問題を抱えるクライエントと40年以上も会い続けてきたベテラン臨床家が、「母性とは何か」について叡智に満ちた臨床心理学的視座を示す。ことに第2部では七つの事例を取りあげて、現代的問題の孕む葛藤とその解決の道筋を、個性化の観点から鮮やかに示している。
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目次

第I部 母性とは何か
 一、序
 二、臨床心理学における母性に対する基本的な考え方
 三、二種類の母性 
  1 本能的母性
  2 学習的母性
 四、母性の二重性
  1 母性的行動における心の一致と乖離
  2 母親の子ども虐待の心理――鬼子母と鬼子母神
  3 「育てる」と「飲み込む」
 五、子どもと環境
  1 子どもをめぐる諸関係
  2 子どもにとっての両親のおとこ性とおんな性
  3 わが国における母性軸・女性性軸の変化と子どもへの影響
  4 日本文化に横たわる母性のあり方
第II部 現代日本女性の葛藤と個性化――事例研究を中心にして
 一、母性イメージの歴史的展望と現代的諸問題
  1 歴史的観点から見た母性
  2 現代的諸問題
  3 女性のライフサイクルと母性の発達
  4 母娘関係の特質
 二、事例研究――現代日本女性の葛藤と個性化
  事例一 家庭内暴力娘との一体化と合いの交流体験が、母親自身
       の思春期課題の克服と母性の開発、個としての成熟をもた       らした事例
  事例二 思春期の息子の反抗によって気づかされた母性過剰と思       秋期の事例――子どもとの間に境界を作れない母性
  事例三 農村文化と都会文化のはざまで揺らぐ母性の再生による       家族の再生の事例
  事例四 「イエ」文化の変化についていけなかった母性の喪失と再       生の事例
  事例五 知的障害と強い自己愛的娘をもったために母性を喪失した       母親の母性の再生の事例
  事例六 女性性を優先させたキャリアウーマンの母親と対人関係障       害の娘の事例
  事例七 地域性とイエと旧守的夫に縛られたため母性を発揮できず       に、二人の子どもに先立たれた母親の事例――誰が犠牲       になるか

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著者紹介

[著]東山 弘子(ヒガシヤマ ヒロコ)

※著者紹介は書籍刊行時のものです。
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