御堂筋だより
2005-06年・冬
大都会の中心に位置する御堂筋、その風物を四季折々にスナップしてご紹介します。

バックナンバー
2005-06年・冬 その2
御霊神社みかんまき
2005-06年・冬 その1
銀杏並木の黄葉
2005年・秋 その2
番外編 御文庫の虫干し
2005年・秋 その1
彫像コレクション
2005年・夏 その3
天神祭陸渡御
2005年・夏 その2
御霊神社夏大祭
2005年・夏 その1
銀杏と蝉

その他の企画
本町昼めし通信

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2.御霊神社みかんまき
御霊神社で毎年12月上旬に行われる「みかんまき」行事を紹介します。「みかんまき」とは、その名の通りみかんを撒いてふるまい、無病息災を願う祭事で、地域を問わず全国各地で行われています。多くは正月に、あるいは節分に行われますが、なかには真夏に行う地域もあるそうです。真夏に温州みかん、というわけにはいかないでしょうから、夏みかんのような巨大なものを投げるのでしょうか? なかなかに危険かもしれません。
この習俗の由来はと調べてみたところ、確たる情報には行き当たりませんでした。もしかすると紀伊国屋文左衛門が関係しているのかもしれませんが、少なくとも江戸時代には行われていたと物の本にはあります。
冬空を舞うみかん
冬空に舞うみかん。大量に用意された箱入りみかんは、地元の企業、商店が寄進しています。
みかんが来るのを待つ人びと みかんが来るのを待つ人びと
ちょうどお昼休みの時間帯に行われますから、近隣の会社、商店に勤める人たちがつめかけます。こんな嬉しそうな表情、会社では見られないのでは?
ダンボール持参の人たち
この祭事のことをよく知る人たちは、ダンボールまで用意して大量収穫を狙います。ちょっと卑怯?
ダンボール持参の人たち ダンボール持参の人たち
こうなるともう素手では太刀打ちできません。
宴のあと
宴のあと。ちょっともったいない気もしつつ……。古来より日本では祭事に餅、豆、米を撒いてきましたが、みかんのような水気のあるものを撒くと後片付けが大変です。

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