御堂筋だより
2005年・秋
大都会の中心に位置する御堂筋、その風物を四季折々にスナップしてご紹介します。

バックナンバー
2005-06年・冬 その2
御霊神社みかんまき
2005-06年・冬 その1
銀杏並木の黄葉
2005年・秋 その2
番外編 御文庫の虫干し
2005年・秋 その1
彫像コレクション
2005年・夏 その3
天神祭陸渡御
2005年・夏 その2
御霊神社夏大祭
2005年・夏 その1
銀杏と蝉

その他の企画
本町昼めし通信

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2.御文庫の虫干し
御堂筋とは関係がありませんが、大阪の出版界に今も続く伝統行事「御文庫の虫干し」の様子を紹介します。在阪の出版社が組織する御文庫講については、前にこの欄で天神祭・陸渡御として紹介しました。今回は虫干し、つまり書庫(図書館)の掃除です。
御文庫の歴史は1730(享保15)年に始まり、出版業者が代々、現在に至るまで初版本を奉納してきました。しかし、1837(天保8)年の大塩平八郎の乱で大半を消失してしまいましたので、現存する資料はそれ以降のものになるそうです。蔵書の数は10万冊超。現在のスタイルでの虫干しは1998年にはじまり、9年の間に8回行われました。御文庫は住吉さんにもあり、ここ大阪天満宮では旧暦9月、住吉さんでは同5月に虫干しを行っています。
奉納神事
虫干し作業の前に、参加者が本殿に集まって奉納神事が行われます。お祓いの締めに御神酒をいただきます。
御文庫の中の様子
御文庫の中の様子。中に入って左側が比較的新しい本、右側と2階には古い貴重資料が納められています。
比較的新しい書物 虫干しの順番待ち中
比較的新しい書物は、虫干しの対象外です。 虫干しの対象になる本は、ひと塊ごとに紙に番号を振って管理しています。番号順に持ち出してすすを払い、また元あったところに戻します。

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