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2.御文庫の虫干し |
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いつの時代のものかはわかりませんが、古くても堅牢で上等な造本です。 |
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今回虫干ししたのはすべて漢籍、つまり中国で出版されたものです。他に、水滸伝、朱子、九国志、後漢書などの書名を冠した本がありました。 |
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当然ながら、参加したほとんどの人は読めません。
書名から内容を類推するのみですが、頁を繰っていると木の葉の栞が挟まっていたり(当然、枯れ葉になっています)、朱筆の書き込みがあったりして面白いものです。寺子屋で背筋を伸ばして正座し、勉学に励んだ様がうかがえます。 |
虫干しは昼食を挟んで午後早い時間に終了し、缶ビールで直会(なおらい)をして散会します。今回も含め、数年ほど漢籍が続きました。あと2回(2年)ほどで古いものは虫干しが一巡し、再び国書の棚から2巡目が始まるそうです。国書の方がやはり内容が分かって面白いでしょうから、数年後を楽しみにしたいと思います。 |
大阪天満宮の正門 |
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