御堂筋だより
2005年・秋
大都会の中心に位置する御堂筋、その風物を四季折々にスナップしてご紹介します。

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2005-06年・冬 その2
御霊神社みかんまき
2005-06年・冬 その1
銀杏並木の黄葉
2005年・秋 その2
番外編 御文庫の虫干し
2005年・秋 その1
彫像コレクション
2005年・夏 その3
天神祭陸渡御
2005年・夏 その2
御霊神社夏大祭
2005年・夏 その1
銀杏と蝉

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2.御文庫の虫干し
造本 いつの時代のものかはわかりませんが、古くても堅牢で上等な造本です。
漢籍
今回虫干ししたのはすべて漢籍、つまり中国で出版されたものです。他に、水滸伝、朱子、九国志、後漢書などの書名を冠した本がありました。
漢籍 当然ながら、参加したほとんどの人は読めません。
書名から内容を類推するのみですが、頁を繰っていると木の葉の栞が挟まっていたり(当然、枯れ葉になっています)、朱筆の書き込みがあったりして面白いものです。寺子屋で背筋を伸ばして正座し、勉学に励んだ様がうかがえます。

虫干しは昼食を挟んで午後早い時間に終了し、缶ビールで直会(なおらい)をして散会します。今回も含め、数年ほど漢籍が続きました。あと2回(2年)ほどで古いものは虫干しが一巡し、再び国書の棚から2巡目が始まるそうです。国書の方がやはり内容が分かって面白いでしょうから、数年後を楽しみにしたいと思います。
大阪天満宮の正門 大阪天満宮の正門

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