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対話と協力を生み出す協同学習
一人ひとりをケアする授業づくり
佐藤 曉 著
内容紹介
明日からの授業づくりに役立つ考え方と技術
学校教育にいま求められているのは、障害の有無や勉強の得意・不得意などにかかわらず、すべての子どもを「ケア」する(子どもの「弱さ(苦手さ)」を肯定も否定もせずに引き受ける)授業づくりである。その実現には、子ども同士の対話や協力を生み出す「協同学習」が有力な手立てとなる。
本書では、著者が長年かかわってきた多くの小中学校での実践にもとづき、明日からの授業づくり・学校づくりに役立つ考え方と具体的な技術を伝える。もっと見る
目次
まえがき
序 章 学校を楽しく、授業を楽しく
1 やりくりの現状
2 授業を楽しくするための「問い」を立てる
3 「学びの成立」と「授業のなかのケア」
4 学校づくりに向けて
5 一歩を踏み出す
6 本書の構成
第1章 協同学習の授業をデザインしてみる――小学校の授業づくり、はじめの一歩
1 授業デザインをつくる
(1)必要なのは「学びの展開」
(2)学習課題とおおまかな流れ
2 かかわりの技術
(1)子どもの活動を8割にする
(2)子どもの活動を促進させる
第2章 中学校の授業づくり
1 中学校二年 英語(比較級)
2 中学校一年 数学(回転体の体積)
3 中学校一年 国語(詩の世界)
4 中学校一年 理科(粒子モデル)
5 中学校三年 社会(消費生活を支える流通)
6 中学校三年 家庭科(フェアトレード)
7 中学校二年 技術科(木材加工)
第3章 協同学習とケアの技術カタログ
1 困っている子どもに気づく
2 わからないことを訊けるようにする
3 「いっしょに佇む」という技法
4 個人作業の時間を見直す
5 教師がしゃべりすぎないための手立て
6 子どもの「心の動き」に気づく
7 言葉は届けるものであり、受け取るものである
8 できたてほやほやの言葉を語れるようにする
9 騒々しい教室に、いいことは起きない
10 教材とつなぐ
11 授業の構造を考える
12 よかれと思ってしていることを見直してみる
第4章 学校づくりのヒント
1 研究授業の準備
(1)組織的な実践が必要な理由
(2)指導案にかかわる悩みごと
(3)授業の流れがわかるデザインをつくる
(4)参観する先生たちへのアナウンスメント
(5)準備物の確認
2 研究授業の参観と研究協議会の運営
(1)子どもの見取りと撮影
(2)研究協議会の持ち方
付録 ケアのマインド
あとがきもっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]佐藤 曉(サトウ サトル)
1959年生まれ。筑波大学第二学群人間学類卒業、同大学院教育研究科修了。博士(学校教育学)。現在、岡山大学学術研究院教育学域教授。
主な著書に、『発達障害のある子の困り感に寄り添う支援』(学研、2004年)、『入門 特別支援学級の学級づくりと授業づくり』(学研、2012年)、『どの子もこぼれ落とさない授業づくり45』(岩崎学術出版社、2012年)、『障がいのある子の保育・教育のための実践障がい学』(ミネルヴァ書房、2015年)、『発達障害の子どもを困らせないクラスづくり』(学研、2020年)などがある。もっと見る
メディア情報
2024/07/15 『週刊教育資料』書評掲載
2024/06/10 日本教育新聞書評掲載
2024/02/27 『教育と医学』で紹介
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