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夜の記憶 オンデマンド版
澤田 愛子 著
オンデマンド版 ¥3,960刊行年月日:2023/11/08
ISBN:978-4-422-93379-5
定価:3,960円(税込)
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:472頁
内容紹介
ホロコースト生還者の貴重で生々しい証言集
ヨーロッパのユダヤ人600万人を襲った未曾有の大虐殺、ホロコースト。本書は著者がイスラエルに赴き、日本で初めてその生還者たちに直接インタビューした貴重な証言集である。アンネの最期の様子を知る友人を始め12人が、収容所を奇跡的に生き延び、戦後イスラエルに定住するまでの劇的な人生のストーリーを生々しい言葉で多様に語り、深い感銘を与える。著者によるヨーロッパ各地の収容所跡地の旅行記も臨場感を高めている。もっと見る
目次
★主な目次★
記憶の戦い─本書に寄せて 滝川義人
まえがき
はじめに─私とホロコースト、その歩みを中心として
■第一章 ホロコーストとは何か
I 「ホロコースト」という用語に関して
II ホロコーストの歴史的背景―特にヨーロッパにおける反ユダヤ主義の系譜
1 キリスト教に基づく反ユダヤ主義―改宗か追放それとも死か
2 世俗国家による反ユダヤ主義―特にドイツを中心として
III ユダヤ人問題の「最終解決」と絶滅
1 ホロコースト前夜―ヒトラー誕生から政権獲得まで
2 ユダヤ人の絶滅プロセス
IV ホロコーストの後に
■第二章 ホロコースト・サバイバー
I ホロコースト・サバイバーとは誰のことか
II ホロコースト・サバイバーの問題―主として心理社会的な視点で
1 サバイバーに特徴的な心理社会的問題
2 チャイルド・サバイバーの問題
3 コンスピラシー・オブ・サイレンス―沈黙を申し合わせたかのような現象
■第三章 夜の記憶─ホロコースト・サバイバーの証言
I インタビューにいたるまでのプロセス
II 証 言
ハンナ・ピック・ホスラール<アンネ・フランクの最期の様子を知る幼友達>
サラ・ブラウン<不屈の意思でアウシュビッツ・ビルケナウを生き残った女性>
ミラ・ホワイト<地獄を生き抜く知恵と希望>
ダヴィッド・ゴールドスタイン<死の淵で見た母親の夢>
マヤ・グリーン<壁にぶつけられた赤ん坊―「すべてが地獄だった」>
シーマ・スクルコヴィッツ<歌が支えた地獄の日々>
リーシャ・ローズ<機転と直観力に優れたユダヤ人救済組織の活動家>
ドーブ・フライバーグ<射殺される夢に悩まされ続けたソビブールの生き残り>
メイール・エルダール<地獄のプアショフを危機一髪で生き延びた少年>
III チャイルド・サバイバーの証言
エフード・レーブ<フランスの「子供の家」に一人匿われた少年―「自分は誰の子供なのか」>
アモス・バッソ<逃亡に明け暮れた幼児期―「六歳までの自分とは何者だったのか>
シーラ・レヴィット<男の子に返送して生き延びた少女>
おわりに:現代社会でホロコーストを証言していくことの意味―言葉による記憶伝達の可能性と重要性
註/年表/あとがき/資料もっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]澤田 愛子(サワダ アイコ)
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