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外国語のなかには、
他の言語に訳すときに一言では言い表せないような各国固有の言葉が存在する。
本書は、この「翻訳できない言葉」を世界中から集め、
著者の感性豊かな解説と瀟洒なイラストを添えた世界一ユニークな単語集。
言葉の背景にある文化や歴史、
そしてコミュニケーションの機微を楽しみながら探究できる。
小さなブログ記事が一夜にして世界中へ広まった話題の書。
ニューヨークタイムズ・ベストセラー。世界7カ国で刊行予定。

002 はじめに
004 目次
006 PÅLEGG ポーレッグ/ノルウェー語
008 COMMUOVERE コンムオーベレ/イタリア語
010 MÅNGATA モーンガータ/スウェーデン語
012 SAMAR サマル/アラビア語
014 GEZELLIG ヘゼリヒ/オランダ語
016 GLAS WEN グラスウェン/ウェールズ語
018 MERAKI メラキ/ギリシャ語
020 KILIG キリグ/タガログ語
022 PISAN ZAPRA ピサンザプラ/マレー語
024 JUGAAD ジュガール/ヒンディー語
026 FIKA フィーカ/スウェーデン語
028 HIRAETH ヒラエス/ウェールズ語
030 TÍMA ティーマ/アイスランド語
032 KOMOREBI コモレビ/日本語
034 RAZLIUBIT ラズリュビッチ/ロシア語
036 KUMMERSPECK クンマーシュペック/ドイツ語
038 BOKETTO ボケット/日本語
040 VACILANDO ヴァシランド/スペイン語
042 KARELU カレル/トゥル語
044 JAYUS ジャユス/インドネシア語
046 SHLIMAZEL シュリマズル/イディッシュ語
048 UBUNTU ウブントゥ/ズールー語
050 GURFA グルファ/アラビア語
052 TREPVERTER トレップヴェルテル/イディッシュ語
054 STRUISVOGELPOLITIEK ストラウスフォーヘルポリティーク/オランダ語
056 WABI-SABI ワビサビ/日本語
058 MAMIHLAPINATAPAI マミラピンアタパイ/ヤガン語
060 RESFEBER レースフェーベル/スウェーデン語
062 TIÁM ティヤム/ペルシア語
064 YA'ABURNEE ヤーアブルニー/アラビア語
066 FEUILLEMORT フイユモール/フランス語
068 PORONKUSEMA ポロンクセマ/フィンランド語
070 WARMDUSCHER ヴァルムドゥーシャー/ドイツ語
072 NUNCHI ヌンチ/韓国語
074 'AKIHI アキヒ/ハワイ語
076 MURR-MA ムルマ/ワギマン語
078 GOYA ゴーヤー/ウルドゥー語
080 DRACHENFUTTER ドラッヘンフッター/ドイツ語
082 SZIMPATIKUS シンパティクシュ/ハンガリー語
084 IKTSUARPOK イクトゥアルポク/イヌイット語
086 FORELSKET フォレルスケット/ノルウェー語
088 TRETÅR トレートール/スウェーデン語
090 TSUNDOKU ツンドク/日本語
092 SGRÌOB スグリーブ/ゲール語
094 KABEL SALAT カーベルザラート/ドイツ語
096 NAZ ナーズ/ウルドゥー語
098 LUFTMENSCH ルフトメンチュ/イディッシュ語
100 SAUDADE サウダージ/ポルトガル語
102 COTISELTO コティスエルト/カリブ・スペイン語
104 WALDEINSAMKEIT ヴァルトアインザームカイト/ドイツ語
106 CAFUNÉ カフネ/ブラジル・ポルトガル語
108 KALPA カルパ/サンスクリット語
110 謝辞
111 著者略歴
112 訳者あとがき・訳者略歴

著者紹介

エラ・フランシス・サンダース

エラ・フランシス・サンダースは20代の著者、イラストレーター。
さまざまな国に住んだことがあり、一番最近ではモロッコ、イギリス、スイスなど。
フリーでスタイリッシュなイラストレーションの仕事をしながら、
本を作りたいと思っている。質問も受け付け中。ホームページ ellafrancessanders.com


訳者紹介

前田 まゆみ

絵本作家。神戸市生まれ。
著書に「野の花えほん」「いきもの図鑑えほん」「世界のどうぶつ絵本」(あすなろ書房)など、
翻訳絵本に「こいぬのミグルーだいかつやく」(創元社)がある。

前田まゆみさんからのメッセージ

エラ・フランシス・サンダ ースさんの文章は、短いけれども凝っていて、英語ならではの表現もあり、訳していて、「Lost in Translation」の中でLost in Translationの状態になってしまいそうなこともありました。そんなときは、第一印象、つまり最初に読んだときに聞こえてきたエラさんの言葉(日本語で)を大切にするように心がけていました。
本の中でわたしの好きな言葉は、いろいろありますが、たとえば「フィーカ」。日本でも「お茶する」というと、ただお茶を飲むだけでなく、さまざまな意味がこめられますが、同じなんだなあという、どこか暖かい気持ちになります。また、「サウダージ」にも惹かれます。ウィキペディアの英語版では、「I miss you」のもっと強い感じ、のような説明がされていますが、考えてみれば英語のmiss=だれかがいないことを寂しく思う。というのが一語になっているのもすごいですよね。こんなふうに、本の中だけで完結せずに、さまざまな思いを起こさせてくれることが、この本の魅力なのかな、と思っています。
  • 翻訳できない世界のことば

    エラ・フランシス・サンダース著
    前田まゆみ訳

    定価:1,760円(税込)
    B5判変型 164mm × 188mm

  • 外国語のなかには、他の言語に訳すときに一言では言い表せないような各国固有の言葉が存在する。
    本書は、この「翻訳できない言葉」を世界中から集め、著者の感性豊かな解説と瀟洒なイラストを添えた世界一ユニークな単語集。言葉の背景にある文化や歴史、そしてコミュニケーションの機微を楽しみながら探究できる。
    小さなブログ記事が一夜にして世界中へ広まった話題の書。ニューヨークタイムズ・ベストセラー。世界7カ国で刊行予定。

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