推薦

この本を見て「人工物礼讃!」と叫びたくなりました!目に見えないところに、こんなにも美しい「しくみ」の世界が広がっているのです!

好奇心のスイッチが、
入りっぱなしになる本です。

グラフィックデザイナー
佐藤 卓

この本を見て「人工物礼讃!」と叫びたくなりました!目に見えないところに、こんなにも美しい「しくみ」の世界が広がっているのです!

好奇心のスイッチが、
入りっぱなしになる本です。

グラフィックデザイナー
佐藤 卓

見どころ

美しい写真と
ユーモアあふれる
科学エッセー!
さまざまな機械の
巧妙で驚くべき
仕組みを説明!
「もの」の内部に
あるロジックが
理解できる!

内容紹介

世界的なベストセラーとなった化学図鑑3部作(『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』『世界で一番美しい化学反応図鑑』シリーズ累計30万部突破!!)で、物質の構造の根源を華麗な手腕で解明したセオドア・グレイが、今度は身の回りの「もののしくみ」に挑戦!
まずは、違法なものを隠すことを阻止するためにアメリカの刑務所で重宝されている「スケルトン家電」というジャンルからはじめ、「鍵」の章ではITの世界で重宝される暗号システム、「時計」の章ではセシウムの原子泉(セシウム・ファウンテン)を使った最高精度の原子時計の説明など、従来の「もののしくみの本」とはまったく違う視点を持ち込みます。
子どもの頃にラジオや時計を勝手に分解して怒られた人から、分解したくてうずうずしていたけれど怒られるのがイヤであきらめた人まで、必読の書です。

目次

素晴らしきかな、透明なものたち
外装が透明や半透明で、内部の美しい構造を見ることのできる品物をたくさん集めた章。その多くは、驚きの理由でこの世界に存在しています。

錠と鍵
錠には2つの役割があります。誰かを締め出すことと誰かを中に入れることです。長い歴史の中でさまざまな方式の錠が作られてきました。重たい岩からコンピューターのパスワードや指紋認証まで。この章は、中学校時代にロッカーの鍵が開かなくなって困ったことのある人におすすめです。

時計
この数百年で精密金属加工という分野が誕生し発展したのは、主に「より優れた時計を作るため」でした。今もなお、置時計と腕時計は最高に素晴らしく驚異的な機械装置のランキングで上位に位置しています。正確に時を告げる時計の世界は、1ドルのクォーツ腕時計からセシウムの原子泉(セシウム・ファウンテン)を使った最高精度の原子時計まで多士済々です。

はかり
人類が最初にうまくはかれるようになったものは「重さ」でした。記録が残っていないくらいの昔から、正確な重さは取引や交易で重要な意味を持っていたはずです。以来、より速く、便利に、ごまかしにくい方法で重さを量る装置を作ろうと無数の工夫が重ねられてきました。現在では、あらゆるものの重さがなくなる宇宙空間で飛行士の体重を量る方法まで開発されています。それは一体どういうことなのでしょう?

布作り
この章では「コットン(木綿)のなべつかみ」ができるまでを追います。手抜きはせず、ワタの種蒔きからスタートします。やがて、摘み取り、綿繰り、紡ぎ、織り、縫製の過程でそれぞれ使われる機械に出合います。そして、それらの機械が世界にもたらした大きな変化についても知ることになるでしょう。

著者紹介

セオドア・グレイ[著者]
カリフォルニア大学バークレー校の大学院を中退後、ウルフラム・リサーチを創業。「ポピュラー・サイエンス」誌などでサイエンスライターとしても活躍する。元素蒐集に熱中し、周期表テーブルで2002年にイグノーベル賞を受賞。2010年にアプリの制作会社を立ち上げ、共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして活動している。主な著書に『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』『世界で一番美しい化学反応図鑑』(以上創元社)などがある。

ニック・マン[写真]
写真家。黒をバックにした美しい写真の撮影を得意とする。『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』『世界で一番美しい化学反応図鑑』の写真で知られる。
前島正裕[監修]
国立科学博物館理工学研究部科学技術史グループ長。専門は、電気工学、電気技術史、科学教育・科学普及。修士(工学)。1962年生まれ。東京農工大学大学院工学研究科修士課程修了。 国立科学博物館特別展「日本を変えた千の技術博」、特別企画展「情報世紀の主役たち」、企画展「日本を明るくした男達」などを企画・監修。共著に『産業技術誌』裳華房(2010)『歴史学事典 ものとわざ』弘文堂(2007)など。
佐々木勝浩[監修]
国立科学博物名誉会員・名誉研究員。元国立科学博物館理工学研究部長。専門は、科学技術史(時刻測定の歴史)、科学コミュニケーション。1941年生まれ。東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了。国立科学博物館研究報告に和時計に関する10編を越す論文がある。定年退職後、ドイツ、イギリスなど数カ国、百数十件の西洋の塔時計・天文時計の現地調査を行い、2018年には明石市立天文科学館で写真展「天文時計展」を実施した。
武井摩利[訳]
翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業。主な訳書にN・スマート編『ビジュアル版世界宗教地図』(東洋書林)、B・レイヴァリ『船の歴史文化図鑑』(共訳、悠書館)、R・カプシチンスキ『黒檀』(共訳、河出書房新社)、T・グレイ『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』『世界で一番美しい化学反応図鑑』、J・ラーセン『微隕石探索図鑑』(以上創元社)などがある。

好評既刊

セオドア・グレイ 著 /
ニック・マン 写真
若林文高 監修 / 武井摩利 訳
根源118の元素をオールカラーの写真とともに解説。科学エッセー、美しい写真集、最新の元素データ集という3つの顔をあわせもつ、すべての科学ファン必携の1冊。

根源118の元素をオールカラーの写真とともに解説。科学エッセー、美しい写真集、最新の元素データ集という3つの顔をあわせもつ、すべての科学ファン必携の1冊。

セオドア・グレイ 著 /
ニック・マン 写真
若林文高 監修 / 武井摩利 訳
ベストセラー『世界で一番美しい元素図鑑』に続編が登場。石鹸や溶剤、油脂、岩と鉱石、ロープと繊維、甘味料や香水など身の回りの化合物を美しい写真とユニークな解説で紹介。

ベストセラー『世界で一番美しい元素図鑑』に続編が登場。石鹸や溶剤、油脂、岩と鉱石、ロープと繊維、甘味料や香水など身の回りの化合物を美しい写真とユニークな解説で紹介。

セオドア・グレイ 著 /
ニック・マン 写真
若林文高 監修 / 武井摩利 訳
日本でシリーズ累計30万部を突破!『元素図鑑』『分子図鑑』で見せた圧倒的なビジュアルと軽妙な語り口で科学好きをわかせたセオドア・グレイの元素3部作、待望の3巻目。

日本でシリーズ累計30万部を突破!『元素図鑑』『分子図鑑』で見せた圧倒的なビジュアルと軽妙な語り口で科学好きをわかせたセオドア・グレイの元素3部作、待望の3巻目。