ふつうの手帳とどこが違うの?

365日どっぷり鉄道漬けになれるように、通常のダイアリー手帳に以下の4つの要素を盛り込んでいます。すなわち、①国内全駅を網羅した路線図、②マンスリーページに鉄道各社のイベント予定を掲載、③ウィークリーページには鉄道豆知識を記載、④巻末に40頁超のオリジナル資料を収録。さらに路線図や過去資料を「鉄道手帳WEB」で閲覧することができます。(「鉄道手帳WEB」の詳細はこちら。)
鉄道好きの方に楽しんでいただけるように、毎年新たな情報を加えるとともに、既存資料の見直しを行っています。

路線図はどれくらい詳しいの?

『鉄道手帳』の路線図には、国内のすべての鉄道・軌道路線、停車場(駅・信号場・操車場)・停留場が載っています。


路線図の一例。鉄道会社ごとに路線の色を変えているので、路線の広がりが一目瞭然

掲載路線には、いわゆる路面電車(軌道)や貨物鉄道も含まれます。貨物鉄道は旅客用ではありませんから、時刻表も含め、通常の路線図にはまず掲載されていませんが、『鉄道手帳』ではJR貨物はもちろん、全国の貨物鉄道をカバーしています(ただし、専用鉄道や専用側線、非営業の車庫線は対象外)。


□が貨物駅(○は旅客駅)。名古屋臨海高速鉄道の△は信号場

先にも書いたように、停車場というのは「駅」「信号場」「操車場」の総称です。ご存じのように、通常の路線図ではこのうち「駅」のみを記載していますが、『鉄道手帳』では信号場も操車場も載せています。


「ミヤソウ」こと宮原操車場も記載。ついでながら、新大阪から福島に向かう梅田貨物線も再現しています

また、路面電車の停留場は数が多いうえに間隔が短いので、たいてい省かれがちですが、本手帳には全部漏らさず掲載しています。これも『鉄道手帳』ならではの特徴といえるでしょう。


地元では「地鉄(チテツ)」として親しまれている、地方鉄道の雄・富山地方鉄道も全電停を記載

ほかにも路線の描き方や会社・支社境界の挿入など、本手帳ならではの工夫がありますが、詳細は路線図の凡例(路線図の特徴や記号の種類をまとめたもの)や路線図現物でご確認くだされば幸いです。

資料編にはどんな資料があるの? 初心者でも使える資料はある?

一口に鉄道ファンと言っても、趣味歴や興味の対象はそれぞれですから、『鉄道手帳』では初心者向けの資料からマニアックな資料まで幅広く収録しています。表形式の資料のほか、必要に応じて図解資料も収録しています。

たとえば初心者向けの資料としては「鉄道の種類」や「JR車両の形式記号・番号の読み方」「日本の観光列車一覧」がありますし、マニアックな資料としては「全国貨物列車運行路線一覧」「JR貨物機関車運用区間一覧」(収録していない年もあります)があります。


「JR車両の形式記号・番号の読み方」の一部。変わらないようでいて、毎年更新しています


「JR貨物機関車運用区間一覧」。機関車ごとに線種を変えて、どの機関車がどこまで走っているのかを図示しています(収録は不定期)

このほかにも「日本の鉄道事業者・軌道経営者一覧」(全213社)のように、基本データとして毎年収録しているものもあります。


「日本の鉄道事業者・軌道経営者一覧」の一部。このデータは、毎年鉄軌道各社に確認をとっています

ウィークリーページ(週間ページ)の鉄道豆知識にはどんなことが書いてあるの?

ウィークリーページは見開き1週間タイプです。各日の下部に、その日に起こった出来事を記述しています。具体的には、鉄道各社の設立や主要幹線の開業、ユニークな列車・車両のデビュー、事件事故などで、往時(むかし)の鉄道に思いを馳せたり、鉄道知識を深めるきっかけにしていただくため、毎年記述を増やしたり、差し替えたりしています。


右ページ下部には注番号に対応して補足解説を入れています

ほとんどの日付欄に、こうした過去の出来事を挿入していますが、特記すべき事項がない日もあります。そういうときは、鉄道に関する文字通りの【豆知識】を入れています。

鉄道・軌道各社のイベント予定が載っているらしいけれど……

はい、マンスリーページ(月間スケジュールページ)に、手帳編集時点(8月上旬)で判明している各社イベント予定を掲載しています。新規開業駅や新規車両の導入、周年記念、車両基地見学会、特別列車の運行などを載せています。


2021年10月のページ。イベント予定がぎっしり詰まっています

編集時点での情報なので、実際にはもっとたくさんのイベントが行われているのですが、半年~1年先の予定は決まっていないことも多く、網羅的な資料とは言えません。それでも、毎年全社に問い合わせをして、教えていただいているため、掲載イベントは相当の数にのぼります。いまでは記載スペースの調整に困っているぐらいです。

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