アルケミスト双書 タロットの美術史 鏡リュウジ 著

全12巻

大好評シリーズ「アルケミスト双書」から
山田五郎「闇の西洋絵画史」に続き、
鏡リュウジ「タロットの美術史」が誕生!
15世紀のイタリアで誕生し、
現代の人々を魅了し続けるタロット。
多彩なイメージとともに、
その源流をたどる唯一無二のシリーズ。

全12巻

タロット――この言葉にはどこか妖しく人を惹きつける響きがある。
現在の実証的な研究により、15世紀半ばのイタリアで
貴族の遊戯用カードとして生まれたことがはっきりした今もなお、
タロットが放つ魅力は翳りを見せない。
本シリーズは大アルカナと呼ばれる切札の源流をたどり、
その元型的な広がりを感じられる絵画作品にリンクを見出し、
読者をイメージの旅へと案内しようとするものである。
タロットが一葉一葉に引き離された頁でありながら、
1パックで1冊の本であるのと同じように、
本シリーズは、1冊1冊が1枚の札であるのだ。 ――鏡リュウジ

内容紹介動画

撮影協力:東京タロット美術館

著  者  紹  介

鏡リュウジ(かがみ・りゅうじ)

占星術研究家、翻訳家。1968年、京都府生まれ。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事、東京アストロロジー・スクール主幹。平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授。著書に『鏡リュウジの実践タロット・リーディング』(朝日新聞出版)、『タロットの秘密』(講談社)、『はじめてのタロット』(ホーム社)、『鏡リュウジの占星術の教科書I、II、III』(原書房)、訳書に『ユングと占星術』(青土社)、『神託のタロット ギリシアの神々が深層心理を映し出す』(原書房)、『タロットバイブル 78枚の真の意味』(朝日新聞出版)、『ミンキアーテ・タロット』(原書房)など多数。『ユリイカ タロットの世界』責任編集も務める。

シリーズの特徴

大アルカナを2枚1冊で解説
1巻あたり約40枚の貴重なタロットを収録
古代から現代までの多彩な図像を紹介
コンパクトで瀟洒な造本
ゲームや漫画他、創作のための資料としても
フルカラー

各巻共通特集

特集1
「マルセイユ版タロットの世界」
特集2
「近現代絵画に見るタロット」

各巻特別寄稿

(2023年11月現在。掲載順は変更の可能性がございます)

2
(古典タロット愛好家)
3
(占いカフェ&バー燦伍のオーナー占い師)
4
(ライター)
5
(声優/歌手/俳優)
6
(宗教象徴学/専修大学文学部教授)
7
(ゲーム作家)
8
(ニチユー株式会社代表取締役/東京タロット美術館館長)
9
(美学/日本学術振興会特別研究員)
10
(多摩美術大学名誉教授/ケルト文化・ユーロ゠アジア生命デザイン研究家)
11
(翻訳家)
12
(占星術研究家/翻訳家)

シリーズ刊行記念

全12巻セット
定価 19,800円(税込)
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特典

全12巻を収納できる
特製セットケース
「アルカナの函」
〈特別対談〉
鏡リュウジ×山田五郎
生配信アーカイブ動画

配信協力:
ヴンダーバー・アルス(WunderBar Ars)

※アーカイブ動画は創元社通販限定の特典です。視聴できるURLをお知らせいたします(配信は2024年2月8日に行われました)。

刊行ラインナップ

各巻仕様:B6判変型・上製・64頁・フルカラー
各定価:1,650円(税込)

1
2024年1月発売
〈1〉愚者・奇術師
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〈2〉女教皇・女帝
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〈3〉皇帝・教皇
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2
2024年3月発売
〈4〉恋人・戦車
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〈5〉正義・隠者
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〈6〉運命の輪・力
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3
2024年5月発売
〈7〉吊られた男・死神
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〈8〉節制・悪魔
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〈9〉塔・星
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4
2024年7月発売
〈10〉月・太陽
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〈11〉審判・世界
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〈12〉小アルカナ
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内容紹介

1

タロットの美術史〈1〉
愚者・奇術師

“これから始まるタロットの旅は
愚者と奇術師が交互に導く
終わりなき道行きだ。
いっときこの俗世のしがらみと
分別を捨て、この旅を楽しもう”

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タロットの美術史〈2〉
女教皇・女帝

“暗い新月と明るい満月が
同じ月の2つの相であるように、
この2人は同じ存在の
2つの面なのだろう。
僕たちの魂を、彼らはどこに
導こうとするのだろうか”

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s
タロットの美術史〈3〉
皇帝・教皇

“「皇帝」と「教皇」は
社会の「現実」としても、
あるいは一人ひとりの
内的世界にも存在する。
僕たちは彼らといかに対峙していく
ことができるだろうか”

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2

タロットの美術史〈4〉
恋人・戦車

“この2枚の札は僕たちが人生で
経験する、最も若々しく、
そして最も強烈に生の実感を与える
テーマを描いているようだ。
そう、それは「愛」と「戦い」
(の勝利)である!”

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タロットの美術史〈5〉
正義・隠者

“社会での「正義」を大切にする
一方で、俗世を離れて
自分自身の内なる思索や
価値を譲る必要がある。
ここで僕たちは内なる「隠者」に
出会うことになるのだ”

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タロットの美術史〈6〉
運命の輪・力

“「運命の輪」は自律的な人生を
左右する力として感知されてきた。
それに続く「力」は
栄枯盛衰のこの世の中でも
不動、不屈の心の安定を
示すようにも映ろう”

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3

タロットの美術史〈7〉
吊られた男・死神

“タロットも人生の厳しさを直視する。
そう、人生の苦しみは
「吊られた男」として、
そして誰も逆らうことができない
死の現実は「死神」として”

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タロットの美術史〈8〉
節制・悪魔

“見えざるその
神霊(ダイモーン)の声は、
偶然や直感のかたちで
人生を導いていく。
この2枚の札は
人をさまざまな方向に導く
ダイモーンの声の象徴だと
言えるかもしれない”

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タロットの美術史〈9〉
塔・星

“タロットで「塔」の後に
「星」が続くのは実に意義深い。
崩壊と絶望の夜を迎えて、
再び「星」が生まれ、昇る。
魂の暗い夜を潜り抜けてこそ、
光はもう一度姿を現すのだ”

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4

タロットの美術史〈10〉
月・太陽

“明晰な覚醒と薄闇の夢の
意識の下では、
世界はまた違った相貌を
浮かび上がらせる。
『月』と『太陽』は、
僕たちが見る2つの世界の
モードなのだ”

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タロットの美術史〈11〉
審判・世界

“吉凶禍福すべてを
自分として認め、
生の全体性がいったん成就する。
全はすなわち無、空であり、
『愚者』へと僕たちは立ち戻る。
タロットの円環は再び
回り始めるのだ”

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タロットの美術史〈12〉
小アルカナ

“そこには読み解く深い寓意は
ないように見える。
しかし、そのシンメトリックで
幾何学的な構造こそ、
人が求め続けるこの世界の
秩序そのものではないだろうか”

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アルケミスト双書 闇の西洋絵画史

大好評シリーズ「アルケミスト双書」から『闇の西洋絵画史』篇が登場!
西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ。

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アルケミスト双書シリーズ

1冊1テーマで世界のあらゆる「謎」と「神秘」を解き明かす、現代の錬金術シリーズ。

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