大阪の出版社 創元社より、新刊・近刊情報をご案内いたします(毎月10日配信) |
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編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
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担当編集者より本の「Cコード」ってご存じですか? 図書分類コードとも呼ばれる4桁の数字で、1桁目が販売対象を、2桁目が形態を、3・4桁目が内容をそれぞれ表しています。だいたいカバーの裏側や奥付(おくづけ)に記載されていて、図書館や書店ではCコードを元に陳列棚を決めることもあります。本書のCコードは「0044」ですから、「0:一般書」で「0:単行本」で「4:自然科学」の中でも「4:天文地理」の本だと分かる。そう、これは自然科学の本……と言い切ってしまうことに、実はいささか躊躇してしまうのです。 |
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担当編集者よりかれこれ25年あまり書籍の企画編集をやっていると、ジャーナリズム受けしてニュースは量産されるのだが、書籍になるとなかなか売れないテーマがあるのが分かってくる。その一つが移民問題だ。国民感覚に引き寄せやすい近現代の日系移民問題ですらも、波乱万丈すぎないか?と疑問符を付けたくなるような「実録ノンフィクション物語」なんかの一部を除くと、書籍ではだいたい苦戦する。他国民の話であればなおさらだ。だからこそ、作るタイミングがすごく大事になってくるのである。最近になって急に大騒ぎし出した、低賃金単純労働者補填が実態の技術実習生問題だって、相当前からいいルポが何冊も本になっているのに、世間は見向きもしなかったのだ。でもようやく、「移民政策を取らない」なんて言い草は、その場しのぎの詭弁に過ぎないことが明らかになりつつある。他国民の移民本なのに売れるかもしれない、という幻想を少しでも持てるのが、とても嬉しい。(yy) |
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新刊情報 ―6月の新刊より― |
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【コラム】観る将のひとりごと
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観る将のプロフィール数年前、初めて出た地元の将棋大会で幼稚園児の女の子に軽くあしらわれ、以来「観る将」専門に。唯一の得意戦法は中飛車。最近は藤井聡太七段に夢中。 「王」と「玉」将棋はおもしろいゲームですが、駒の意味、駒の形など意外に知られていないこともたくさんあります。今回は全部で8種類ある駒の意味について調べてみましょう。 「金」、「銀」はそれぞれに貴重な宝の名前。「桂」はニッキ(肉桂)という香味料、「香」は香木、「飛車」は馬車、「角」は牛車、「歩」は兵士の意味です。残りの一つは、一組の将棋駒の中でも更に違いがあります。それが「王」と「玉」です。「王」は王様の意味だとすぐわかりますが、「玉」にはどういう意味があるのでしょうか。 実は玉は宝物という意味なのです。実際対戦するとき、そんなの私はどっちでもいいよ、と言って使っている人も多いことでしょう。しかし公式の棋戦では王を上位者が使うと決まっています。なぜ上位者が王を使うのか。その理由については諸説あるようです。最古の駒は平安時代に興福寺の境内から発掘されたものですが、玉が三枚発掘され王はなかったことから、もともとは玉しか使われていなかったというのが定説です。しかしそれがどこかの時代から王も使われるようになった。はっきりしたことはわかりませんが、中国の礼記という古典に「天に二日無し、地に二王無し」、つまり天に二つの太陽が無いように、この世でも王は一人だけ、という一節があり、このことを知った豊臣秀吉が、二枚の玉のうち一枚を王に換えたという説があるそうです。 将棋というゲームは、もともと相手の王様を取るゲームではなく、宝物を取るゲームだったということを知っている人は、案外少ないのではないでしょうか。 |
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営業部だより |
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本を贈るススメ
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