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2022.07.01
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書籍紹介動画

学校・図書館さまにおすすめの書籍の内容を、動画でご紹介します。

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今月のおすすめ本

おすすめの新刊や話題の書籍を、教育・図書館関係者さまの推薦のことばとともにご紹介します。

世界遺産を救え!

世界遺産を救え!

レオ・ホプキンソン著/武井摩利訳
定価 2,200円(税込)

美しい風景、壮大な建造物、歴史的な都市や古代の遺跡などさまざまな自然遺産、文化遺産をとりあげ、遺産を守るために、人々がどのように力を合わせているかを紹介します。

はたけの絵本

はたけの絵本

いわむらかずお著
定価 1,540円(税込)

いわむらかずお待望の最新作!野菜と動物の観察から生まれた「だいこんとのうさぎ」などハートウォーミングな12の物語。物語は韻を踏んでいてリズミカルなので、音読に最適! QRコードで朗読動画が視聴可能!!

こどもが探せる身近な場所のきれいな石材図鑑

こどもが探せる身近な場所のきれいな石材図鑑

柴山元彦+井上ミノル著
定価 1,650円(税込)

日常生活のあらゆる場所に使われている「石材」に着目し、岩石の種類とでき方、石材の加工工程から用途まで、石材がどんな形で私たちの生活を支えているかをマンガと図版たっぷりの解説で紹介する、自由研究にも最適の一冊。

ひと目でわかる 脳のしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる 脳のしくみとはたらき図鑑

黒木俊秀、神野尚三日本語版監修/小野良平訳
定価 3,080円(税込)

脳の基本的な構造や領域別のはたらきから、人工知能といった最新の研究に至るまで、幅広いトピックを網羅。明快なイラストと共にわかりやすく解説したビジュアル図鑑です。

寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ

寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ

ヴィッキー・ウッドゲート著/ヴィッキー・ウッドゲートイラスト/山崎正浩訳
定価 2,200円(税込)

鮮やかな絵や図を用いながら、睡眠のしくみや役割を、歴史、地理、動植物の生物学、人体、心理学など、関連する様々な項目で簡明に解説。睡眠の大切さや、安眠の為の実用的なヒントも端的に説明。睡眠の謎がわかる知識絵本。

【ビジュアル版】 世界の人物 大年表

【ビジュアル版】 世界の人物 大年表

定延由紀、李聖美、中村佐千江、伊藤理子訳
定価 4,950円(税込)

無名の少女から広大な領土を統治した皇帝まで、強い意志で人生を切り拓き、人々の考え方や行動に影響を与えてきた人たちの生涯を印象的なエピソードと豊富な図版で紹介する「絵で読む世界の人物年表」。

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(⑦~⑨)】

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(⑦~⑨)】

土屋誠司著
定価 8,250円(税込)

これからの時代を生きていくために必要な情報をコンパクトにまとめた小学生~中学生向き入門書シリーズ。『⑦ロボットと生きる世界』『⑧IoTで変わる社会』『⑨ICTが変える未来』の3巻セット。

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(④~⑥)】

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(④~⑥)】

土屋誠司著
定価 8,250円(税込)

これからの時代を生きていくために必要な情報をコンパクトにまとめた小学生~中学生向き入門書シリーズ。『④コンピュータのしくみ』『⑤ネットワーク・通信のしくみ』『⑥情報セキュリティのしくみ』の3巻セット。

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(①~③)】

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(①~③)】

土屋誠司著
定価 8,250円(税込)

これからの時代を生きていくために必要な情報をコンパクトにまとめた小学生~中学生向き入門書シリーズ。『①AI〈人工知能〉のきほん』『②プログラミングのきほん』『③デジタルリテラシーのきほん』の3巻セット。

子どもの本
100問100答

子どもの本に関わる質問や疑問にQ&A形式でお答えします。内容は月替わりで更新いたします。
※2013年8月刊行『子どもの本100問100答』(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団編)より抜粋
(2022.06.15更新)

昔話絵本がたくさん出ています。選び方を教えてください。

昔話の絵本化で大切なこと

 昔話は地域で語り伝えられてきたお話ですが、近代に入り、グリムの昔話のように採話されたお話集として広まりました。現代の子どもたちは、本のなかの昔話を語ってもらったり、絵本で読んでもらったりしています。語りと絵本とでは、文章もお話の楽しみ方もちがいます。昔話の絵本化では次の5つの観点が大切です。1.類話のなかから絵本化する元のお話を選ぶ。2.絵と文の役割をふまえ文章を書き直す。3.元の昔話の語りのリズムや描写の特徴を表現する。4.地域や民族や時代などの文化的背景を表現する。5.絵本の構成を活かした絵画表現の魅力を発揮する。絵本化の実際を見て、昔話の絵本表現のあり方を考えてみます。

「こびととくつや」と「こびとのくつや」

 グリムの昔話の39番、Die Wichtelmänner は、直訳では「小人たち」という意味ですが、「こびととくつや」や「こびとのくつや」の題名で絵本化されています。日本でもおなじみのお話ですが、「こびとの……」と題された絵本が「こびとと……」よりもはるかに多くなっていて、読み物の「グリム昔話集」のほとんどが、「小人の靴屋」と訳されていないこと*1と対照的です。貧しい靴屋の苦境を救う小人は昔話に登場する援助者といえます。その役割や存在を正しく捉えていないと、昔話の本来から離れた「かわいい小人の靴屋さん」のイメージで描かれ、キューピッドのような赤ちゃん体型の小人や、裸ではなくタイツやボディスーツを着た小人が登場します。元の昔話の本質をどう捉えるかは、絵本化の出発点としてとても重要です。

 また、昔話の語りのリズムを絵でも表現することが大切です。小人の助けで靴が倍々に増えていきますが、ブラントの絵本*2では、靴とお金が倍々になる経過を美しい絵解きで描くとともに、贈り物の衣類の品々も、耳で聞いて絵をたどることができるように、一つ一つていねいに描かれています。靴が一まとめにされてよく見えない絵では、お話のリズムを欠き、お話の魅力が伝わりません。多数の同じ題名の絵本が出ていますので見比べてください。

語りのリズムと描写の特徴

 昔話の語りは、単純でわかりやすいのが特徴です。くりかえしのリズムを活かしたよくわかる文章になっているか、声に出して確かめてください。

 対比が極端なことや具体的な描写がないことも昔話の特徴です。世界一美しいお姫さまの姿は、画家が昔話を解釈して描きますが、一目でお姫さまとわかる象徴的な表現が求められます。食べられたり殺されたりする場面もありますが、「食べられてしまいました」の1行だけで、血が流れたり傷ついたりする描写はありません。食べられた赤ずきんは、「オオカミさんのお腹って暗かったわ」と言って元気にとびだしてきます。事が終わると元に戻る昔話の世界を描くには、リアルな絵や細かな日常的な表現はそぐわないといえます。

地域や時代を絵で表現する

 「トロル」や「とっけび」の出てくる外国のお話は、言葉を聞いても、その姿を思い描くことができません。トロルが絵に描かれることで、お話を理解して楽しめるようになります。『やまなしもぎ』*3は、「いげっちゃがさがさ、いぐなっちゃがさがさ」「げろり」「ざらんざらん」という方言や擬音が、奥山の沼の風景の絵と一体となって、岩手県花巻地方*4の風土を伝えています。地域や習俗などの文化的背景がしっかりと描かれていることが大切です。

絵本ならではの魅力

 昔話絵本は、作家の解釈や表現力で、お話や登場人物の新たな魅力をひきだす可能性をもつ半面、元のお話を壊してしまうこともあります。昔話の絵本化に大切な5点は、昔話絵本を選ぶ5つの視点ともいえます。

*注1.まほうをつかう一寸法師(金田鬼一)、こびとと靴屋(小澤俊夫)、小人たち(野村泫)など。 *注2.『こびととくつや』カトリーン・ブラント絵、藤本朝巳訳、平凡社、2002 *注3.平野直再話、太田大八画、福音館書店、1977 *注4.こどもの本WAVE編『楽しく創った!!太田大八とえほんの仲間たち』メディアリンクス・ジャパン、2009

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