創元社News＊2022年4月篇号［新刊のお知らせ（『図説日本の城と城下町』シリーズ)／編集者の裏×裏／ほか］

創元社NEWS＊2022年4月号

本年で創元社は130周年をむかえます。様々な時代を経つつ、また羊毛のキャラクターなども誕生しつつ、本の刊行を続けることができるのも、ご愛顧いただいている皆様のおかげです。心より御礼申し上げます。
キャンペーンも予定しておりますので楽しみにお待ちいただければ幸いです。それでは今月のメルマガをお送りします。（A）

◇編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
◇新刊＆近刊情報・・・絶賛発売中＆これから発売予定の新刊ラインナップ。
◇営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。

╋ 編集者の裏×裏（ウラジジョウ）
イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。

図説日本の城と城下町① 大阪城【4/13発売】
北川央監修　定価1,650円（税込）
図説日本の城と城下町②　姫路城【4/13発売】
工藤茂博監修　定価1,650円（税込）

築城以前の前史から戦国時代の動乱、江戸時代を経て、廃城危機を乗り越え復興した現在の城郭までを徹底解説。写真、古地図、地形図を駆使して歴史の地層を掘り起こし、城下町に秘められた物語と痕跡をたどる。当地にゆかりのある作家・文化人の巻頭インタビューも収載。

>>『大阪城』の詳細はこちら／ >>『姫路城』詳細はこちら
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担当編集者より

日本の都市の過半数は城下町がルーツと言われますが、都市部に暮らす人のうち、自身が今なお城下町の一員であると自覚している人はまれです。昨今の城ブームで、城郭や天守に興味を持ち、現地を訪れる人はたくさんいますが、城の周囲に広がっている城下町こそ、もっと面白い歴史の痕跡が埋もれていることを知ってほしい――そういう思いから城と城下町のシリーズを立ち上げました。
現地調査を通じて、町割りや交通網の多くが現代にも継承され、そこから様々な産業や独特の文化が育ち、都市の個性を形づくってきたことを再認識できました。発掘調査の進展や新たな史料の発見によって、従来の定説が覆るなど、城をめぐる史実は常に更新されていることもよく分かりました。
城は一部の権力者のものでしたが、城下町は昔も今も、私たちが生きる場所です。本書が町に秘められたたくさんの魅力を見つける手引きとなれば幸いです。
（M）

╋ 新刊＆近刊情報
絶賛発売中＆これから発売予定の新刊ラインナップ。

ぼくらの心に灯ともるとき【3/7発売】
青木省三著　定価1,540円（税込）

〈稿本・大名家本〉伊能図研究図録【3/7発売】
平井松午、島津美子編　定価16,500円（税込）

世界を変えた146人の子ども　才能にめざめた若者たちの物語【3/25発売】
ルーラ・ブリッジポート著／北川玲訳　定価2,640円（税込）

忘却された日韓関係　〈併合〉と〈分断〉の記念日報道【4/8発売】
趙相宇著　定価3,520円（税込）

【ビジュアル版】世界の人物大年表【4/13発売】
定延由紀、李聖美、中村佐千江、伊藤理子訳　定価4,950円（税込）

どこへ行こうか、心理療法　神田橋條治対談集【3/7発売】
神田橋條治、成瀬悟策、村山正治、増井武士、かしまえりこ、藤原勝紀著　定価2,750円（税込）

仏教的心理学と西洋的心理学　心理学の自己明確化に向けて【3/14発売】
ヴォルフガング・ギーゲリッヒ著／猪股剛、宮澤淳滋訳　定価3,960円（税込）

日英仏３言語　ビジュアル版　世界人権宣言【4/1発売】
国際基督教大学訳／遠藤ゆかり訳　定価2,475円（税込）

ユング心理学と生命循環【4/13発売】
日本ユング心理学会編　定価2,200円（税込）

フォーカシング指向心理療法の基礎　カウンセリングの場におけるフェルトセンスの活用【3/7発売】
内田利広著　定価2,860円（税込）

木材セラピー　木のやさしさを科学する【3/14発売】
宮崎良文、池井晴美編著　定価1,980円（税込）

ことわざ・格言・箴言　人生を豊かにする魔法のことば【4/1発売】
アリス・オニール著／駒田曜訳　定価1,320円（税込）

生きる意味って何だ？　人生のビッグ・クエスチョンズに向き合う【4/13発売】
村上祐介著　定価2,420円（税込）

╋ 営業部だより
営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。

当社本社では、1年前にフリーアドレス制が導入されました。自席を持たず自由に席を選んで働くというスタイルに、導入前には社内の一部から不安や不満の声も聞かれましたが、慣れとは恐ろしいもので、ほどなく日常の風景となりました。

さて、私が当社に入社した20年余り前のことを思い返しますと、当時はインターネット利用がようやく一般的になりはじめた頃で、フリーアドレス制導入やテレワークで業務ができる日がくるなんて、全く想像もできなかったことでした。

その10年後には、スマートフォンが登場し、ケータイでは出来なかった多くの機能が備わり、更にその10年後には、スマホでキャッシュレス決済をすることが当たり前の世の中になりました。テクノロジーの進歩の恩恵で便利な生活を享受できる反面、自分自身が進歩できていないのではないかと反省することも増えました。

当社は創業130周年を迎えます。
時代の変化、ニーズに合わせて商品のご提案は変わっていきますが、読者のみなさまをまず第一に考え、これからも一歩一歩着実に事業を継続していけることを願っています。(SK)

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〒541-0047　大阪市中央区淡路町4-3-6