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創元社NEWS*2021年12月号

弊社から12月に出る『偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学』ですが、じつは著者の長﨑励朗氏はわたしの高校の同級生です。同じクラスになったことはありませんでしたが、当時から頭が切れることで有名でした。同書の中には、松本人志さんの映画「大日本人」に気の利かないコメントをする著者の友人が出てくるのですが、その人物も案の定わたしの同級生。まさか大人になってから、こんな形で再会しようとは。。
そんなこんなで今月のメルマガをお送りします。本もとっても面白いので、気になった方はリンクをご確認いただけるとうれしいです。(A)

編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
新刊&近刊情報・・・絶賛発売中&これから発売予定の新刊ラインナップ。
営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
「じんぶん堂」掲載情報・・・「じんぶん堂」に掲載された弊社記事をお知らせ。
 編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
 

車両の見分け方がわかる! 関東の鉄道車両図鑑①
JR/群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川・伊豆の中小私鉄【12/14発売】

来住憲司著 定価2,200円(税込)

関東の現役車両を網羅した車両図鑑。諸元、走行路線、車両の識別ポイントを解説。第1巻には、JRグループ、群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川の鉄道32社局を収録。
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担当編集者より
関東全域の現役車両の全タイプを収録した図鑑をつくる――本書のコンセプトはきわめて単純明快です。章立てに悩む必要はほとんどありませんし、本書の場合、2017年に『関西の鉄道車両図鑑』という姉妹書が出ているので、レイアウトを新たに考えなくて済みます。企画を考えた時点で、もうあらかた出来上がったような気分になりがちです。

しかし、ひとつ大きな問題があります。圧倒的な物量です。関東地方を行き来する鉄道会社は58社局もありますから、とんでもない数になります。

加えて本書の場合、著者・来住さんの希望により、「同じ形式であっても形状や塗装が異なる場合は可能なかぎり個別に取り上げる」方針をとっているため、収録車両数がいやが上にも増えます。おかげで『関西』は1冊で済みましたが(と言っても、368頁もあるんですけれど)、今回は2巻立て、合わせて530頁以上になる見込みです。

じつを言うと、『関西』の編集時に随分苦労したので、そこまですることはないんじゃ……と、来住さんには何度か方針の見直しを促しましたが、決意は思いのほか固く、結局、前回以上に徹夜する羽目になり、デザイナーにもかなり無理をしてもらいました。もちろん最も苦労したのは来住さんご本人で、昼夜を問わぬ電話攻勢に加え、自宅に押しかけられるわ、土日は出版社で缶詰めにされるわで、『関西』の時以上に追い込まれたことでしょう。ごめんなさいね、来住さん。

さて、先にコンセプトが単純明快と書きましたが、そうは言っても「車両の諸元と特徴をまとめるだけの簡単なお仕事」ではありません。たとえば諸元はできるだけ公式資料を参照しましたが、書き方がまちまちで、そのまま記載すると難しすぎたり、本書のなかで整合がとれなかったりするので、適宜「翻訳」する必要があります。

むろん個々の車両の細かな違い(前照灯の形状が微妙に違うとか、プレートの色違いを網羅するとか……)や歴史的経緯、さらに現在の運用なども逐一チェックしなければならず、勉強にはなりますが、途方もない時間を費やさねばなりません。いつも思うことですが、こういう本は、つくる側ではなく、一読者として楽しみたいものです。

裏話ということで、本当に裏話を書いていたら、中身の紹介ができなくなってしまいました。ともあれ、鉄道好きの皆様に楽しんでいただきたい、ただそれだけを願って来住さんとともに本書をつくり上げました。行き届かない点もあろうかと思いますが、ご贔屓の鉄道会社だけでなく、ふだんはとくに気に留めていない鉄道会社の車両にも目を向け、関東の豊かな鉄道シーンを探求する手がかりとしていただければ幸いです。
(SD)
 新刊&近刊情報
絶賛発売中&これから発売予定の新刊ラインナップ。

ルース・B・ギンズバーグ名言集
新しい時、新しい日がやってくる【11/2​​​発売】

岡本早織訳 定価1,650円(税込)

 

哲学の蠅【11/16発売】
吉村萬壱著 定価2,200円(税込)

 

SDGsな生活のヒント あなたの物の使い方が地球を救う【11/22発売】
タラ・シャイン著/武井摩利訳 定価3,630円(税込)


 

もういちど そばに【12/14発売】
エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳 定価1,540円(税込)

共に生きるスピリチュアルケア
医療・看護から宗教まで【11/15発売】

瀧口俊子、大村哲夫、和田信編著 定価3,520円(税込)
 

思いやる心は傷つきやすい パンデミックの中の感情労働【11/16​​​発売】
武井麻子著 定価1,650円(税込)

叢書パルマコン・ミクロス01 偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学 愉しい音楽の語り方【12/8​​​発売】
長﨑励朗著 定価1,870円(税込)

 

おはようからおやすみまで、毎日のルーティンの中で楽しくできる! 子どものためのマインドフルネス2【12/14​​​発売】
キラ・ウィリー著/アンニ・ベッツイラスト/大前泰彦訳 定価1,980円(税込)

ユング派分析家資格取得論文シリーズ第2巻 個性化における「私」と「身体」 アニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』と『イノセンス』の分析を通じて【11/15発売】
齋藤眞著 定価4,400円(税込)

しなやかに生きる 智慧と希望のことば【11/16発売】
松浦眞人著/前田まゆみイラスト 定価1,760円(税込)

〈おたすけモンスター〉シリーズ④ 「ちがう」って、すてきなこと 子どもが自尊心を育み、自分らしく生きるためのガイド【12/8発売】
P・オニール著/小野良平訳 定価1,760円(税込)

はじめての せかいでいちばんうつくしいげんそずかん​​​​【12/14発売】
セオドア・グレイ著/若林文高監修/武井摩利訳 定価1,100円(税込)
 営業部だより
営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。


三省堂書店神保町本店様で11月9日から来年の1月10日まで毎年恒例となりました「第8回年末年始は本の街 神田神保町で人文書」フェアが開催されています。小社も所属している人文会18社の新刊・ロングセラー・売行良好書が一堂に会したフェアです。
すでに発表されておりますが三省堂書店神保町本店は来年春には営業を終了し、建て替え工事が行われます。今回のフェアが今の建物で行われる最後になります。「第9回」は早くても5年後くらいになると思います。この機会にぜひ三省堂書店神保町本店まで足をお運びいただき年末年始に読む本をお手に取って選んでいただければ幸いです。
また、このフェアから派生して三省堂書店様の8店舗(神保町本店・池袋本店・有楽町店・そごう千葉店・大宮店・成城店・札幌店・名古屋本店)で「本の街 神田神保町発!人文書 自信のオススメ」と題した常設コーナーも展開中です。店舗にお立ち寄りの際には探してみてください。
(DM)

>>第8回年末年始は本の街 神田神保町で人文書フェア開催のお知らせ
 「じんぶん堂」掲載情報
出版社と朝日新聞社による人文書のウェブサイト

>>創元社連載記事はこちら
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