創元社NEWS*2020年7月号

訳アリ本販売キャンペーンのお知らせ

メルマガ会員様限定フライング告知!!

流通過程で傷みや汚れが生じ、一般の書店で販売できなくなってしまった
商品を【40%OFF】の特別価格で販売いたします。

いずれも数に限りがあります。また、期間中ラインナップは変更する場合があります。
ぜひこの機会にお求めください。

■キャンペーン期間■
7月10日(金)10:00~8月11日(火) ※一般告知は7月13日から

>>「創元社の訳アリ本」販売サイトはこちら

編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
新刊&近刊情報・・・絶賛発売中&これから発売予定の新刊ラインナップ。
営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
[連載]ソジーのゲラ・・・公式キャラクター・ソジーが現在編集中の本のゲラを紹介。
将棋瓦版・・・創元社将棋普及チーム4名がお届けする、将棋に関するつぶやき。
キャンペーンのお知らせ・・・現在実施中のキャンペーン情報。
「創元社note部」更新情報・・・最新のnote更新情報をお知らせ。
「じんぶん堂」掲載情報・・・「じんぶん堂」に掲載された弊社記事をお知らせ。

 編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。

すぐに役立つ366日記念日事典 第4版【上下巻】【7/22発売】
日本記念日協会編/加瀬清志著 定価(本体3,000円+税)

1年366日の記念日を網羅し、好評を博した前著に新情報を大幅に追加!
食、ファッション、健康、交通、歴史などありとあらゆる記念日の由来やエピソードをわかりやすく解説します。本編以外にも、コラム、月名の由来、人生の節目の行事、結婚記念日、長寿祝い、索引など見どころ満載で、ビジネスや趣味に役立つこと請け合い。
一般社団法人日本記念日協会が満を持して放つ、記念日ガイドの決定版!

担当編集者より
記念日協会編『すぐに役立つ 366日記念日事典』は、2009年の第1版刊行から有り難くご好評をいただき、増補改訂版、第3版と続き、このたび4年ぶりに第4版を刊行する運びとなりました。
記念日情報が大幅に増え、ついに上下巻の2分冊に。これまで手に取っていただいた多くの読者の方々と、編著者である記念日協会 加瀬清志さまに厚く御礼申し上げます。
と、かしこまった挨拶から始まりましたが、ここからはちょっとくだけてこの本の面白さをお伝えできればと思います。

タイトル通り、366日すべてに記念日がある。
七草や春分などの日本の伝統的な日や国民の祝日もおさえたうえで、圧倒的に多いのは企業や業界、団体、個人が制定した多種多彩な記念日である。その日を記念日とする由来は語呂合わせであったり(ゴクゴク飲むで5月9日など)、商品の発売日や創業者の誕生日であったりとさまざまで、その解説を読むだけでも面白い。
それにプラスして、ちょっとした雑学も得られるのがこの本の醍醐味。たとえば写真家のやなぎさわごう氏が制定した「シマエナガの日」の日付は、1年で最も寒い日とされる二十四節気の一つの大寒の日(1月20日※年によって変わる)。なぜその日かというと、シマエナガは寒ければ寒いほど羽の中に空気を入れて膨らむことから、とある。シマエナガの特長がわかるうえに、「大寒の日はまんまるなシマエナガを見られるかもしれないな」なんて想像も膨らむ(※シマエナガは北海道に生息する白い野鳥)。
他にも難病・病気の周知をはかるものや新たな文化を根付かせようとするものなどなど、上下巻あわせて総計2362件にものぼる記念日には、制定した企業や人の熱意がギュッと詰まっている。こんなサービスや商品、活動、特産物があるのか!なんていう発見もあったりして、意識していなかった自分の身のまわりの世界がちょっと(というか、だいぶ)広がるような感覚だ。企業努力に唸ってみたり、自社の商品PRの参考にしたり、はたまた日常会話や朝礼、授業のネタにするなど本書の活用方法はさまざま。ぜひお手にとってみてください。

本書を読んで「私も記念日をつくろう!」と思った方は、ぜひ日本記念日協会へご連絡を。今後も熱意に満ちた記念日が増えていくのが楽しみです。ちなみに今年もこの本をもとにしたカレンダーを発行する予定ですので、そちらもお楽しみに!(CK)

╋ 新刊&近刊情報
絶賛発売中&これから発売予定の新刊ラインナップ。

鬼手事典【6/8発売】
高橋道雄著 定価(本体1,300円+税)

鬼手とは、誰もが驚く意表をついた絶妙の一手。本書では、平成のプロ公式戦で話題になった鬼手を厳選して紹介した。次の一手形式で鬼手を考えるので棋力の向上にも役立つ。

神田橋條治が教える 心身養生のための経絡・ツボ療法【6/8発売】
神田橋條治著 定価(本体2,200円+税)

精神科臨床歴が半世紀を超える著者が、東洋医学の「経絡」と「ツボ」「気」を用いながら、心身養生のための独自の方法を紹介。著者の施術の様子をQRコードで視聴できる。

図典「摂津名所図会」を読む――大阪名所むかし案内【6/16発売】
本渡章著 定価(本体4,000円+税)

原寸復刻された迫力ある名所絵を全三十六景に厳選して細部まで読み解き、江戸時代の大阪へ誘う案内書。全絵図約340点を縮小掲載し、地名やキーワードでも引ける画期的な図典。

イラストで学ぶ 地理と地球科学の図鑑【6/16発売】
柴山元彦監修/中川昭男監修/東辻千枝子訳 定価(本体3,000円+税)

地形のでき方や気候、生態系などの自然地理学・地球科学から、特に国際化社会を意識した人文地理学、さらに地図学や研究実践の基本などを網羅した楽しいイラスト学習図鑑。

夢分析の治療ポイント――心の病に苦しむ人に役立つ実践と事例【6/24発売】
平井孝男著 定価(本体2,500円+税)

夢は、心の病を抱えて苦しむ患者を助け、希望を与え、重要な何かに気づかせてくれる。心理療法における夢治療のポイントを専門家だけでなく一般の人にもわかりやすく解説。

決定版 日本珍景踏切【6/24発売】
伊藤博康著 定価(本体1,600円+税)

日本全国にあるユニーク踏切の“いま”をまとめた踏切ガイド。絶景踏切“映え”スポットから知られざる珍景踏切まで、魅惑の「踏切ワールド」を堪能していただきたい。

戦争と技術【6/24発売】
アレックス・ローランド著/塚本勝也訳 定価(本体2,400円+税)

技術の進化とそれが戦争に与えた影響に着目、先史時代から現代にいたる豊富な事例を引用しながら「技術と戦争の相互作用」を明らかにする。

死後も生きる〈意識〉――ここではないどこかへの旅【6/24発売】
ピーター&エリザベス・フェンウィック著/松田和也訳 定価(本体2,200円+税)

臨床研究で収集した、興味深い臨死状態における視像や現象を紹介しながら、肉体が朽ちた後も消えることなく宇宙の中に統合される〈意識〉の存在に迫る、新しい「往生術」。

なぜか突然、中学受験。【7/8発売】
細川貂々著 定価(本体1,200円+税)

『二月の勝者』著者・高瀬志帆氏、推薦!偏差値28、合格率0%からの逆転劇?!『ツレがうつになりまして。』のツレと細川貂々が息子の中学受験に挑む。試験迄120日。

学校臨床力を磨く事例検討の進め方――かかわり合いながら省察する教師のために【7/8発売】
角田豊編著 定価(本体3,200円+税)

事例の整理に役立つフォーマットの記述例も豊富に交え、子どもだけでなく教師自身の思いや気持ちも視野に入れる独自のアプローチに基づいた事例検討の実際を詳しく紹介

宮沢賢治の地学読本【7/22発売】
宮沢賢治著/柴山元彦編 定価(本体2,200円+税)

宮沢賢治の作品をもとに地学を学ぶ人気シリーズ第三弾。これまでごく一部しか引用できなかった賢治作品の中から、特に地学的に優れた5作品を詳しい註釈とともに全文掲載。



╋ 営業部だより
営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
本がいっぱいに詰まった段ボール箱はとても重いです。紙一枚なら風に吹かれて飛ぶくせに、積み重なるとびくともしません。
最近は倉庫作業が増えて、そんな段ボールを運ぶ仕事が増えました。日々腰を痛めぬよう気を遣う毎日です。
さて、実は先日、営業活動の一環でパワードウェアを試着する機会がありました。パワードスーツとも呼ばれる、所謂着るロボットです。少し前にはダウンタウンの浜田さんがCMに出て話題になりました。私が試着したのは違う企業の商品ですが、衝撃的でした。
重いものを持った時に、スーツが支えてくれるようなそんな感覚が確かにありました。きっとこれがあれば、倉庫作業も楽になることでしょう。とても興味深い体験が出来ました。
ただ、同行した上司は、スーツはともかく、それを着た私の動きがどうも奇妙で印象的だったと言います。学生時代に経験した、体育の嫌な思い出がいくつも頭をよぎります。
結局、この身にまとう肉のスーツをうまく扱えていないということなのでしょうか。
もしかしたら、あの段ボールをより重くしているのは私自身なのかもしれません…。
まずはスーツに頼らず、精進したいと思いました。(RT)


[連載]ソジーのゲラ
公式キャラクター・ソジーが現在編集中の本のゲラを紹介。
「ソジー、今度は何の本のゲラを見つけたの?」 

首塚! 胴塚! と、なにやら物騒な言葉の入った地図から始まるこのゲラは……、8月の新刊、『 江戸時代の明智光秀』だね。
ソジーは明智光秀って人、知ってる? 戦国武将の一人で、「本能寺の変」で上司の織田信長に謀反を起こしたことばかり取り上げられがちだけど、実際にはとても有能な人だったらしいよ。今年は大河ドラマでも注目されているよね。
この本が面白いのは、歴史的事実に基づく「真実の光秀」を明らかにするというよりも、書籍やお芝居、噂話、ゴシップなどの二次史料から、「つくられた光秀像」を追っていくというところ。
江戸時代の京都を中心に、人々が光秀にどんなイメージを持っていたのか、どんなふうに供養したり、「じつは〇〇だった説」を生んだりしたのかということを、さまざまな資料にあたりながら探っていくの。こういう研究のしかたは歴史書ではめったにないんじゃないかな。
ちなみに、私の明智光秀像はサラサラヘアーで、リーチがそこそこあって初心者でも使いやすく、CV:緑川光っていう感じ。
他の媒体は詳しくないけど、存在を知っているだけでもCV:速水奨の光秀、刀剣舞台の光秀、大学生およびリスの光秀なんかがいるから、現代を対象に同じ研究をしたら、カオスを極めるだろうね。(O)

╋ 将棋瓦版
将棋が好きな男性社員二名と将棋に興味が出てきた女性社員二名がお届けする将棋に関するつぶやき。
次世代の将棋界を引っ張っていく棋士が彗星の如く現れました。
その名は藤井聡太七段、17歳。
愛知県瀬戸市生まれ、2016年に史上最年少(14歳2か月)でプロ入り。プロ入りしてからは無敗のまま29連勝を樹立。今期は8つあるタイトルのうち、棋聖戦と王位戦でタイトル挑戦者。昨日行われた、棋聖戦第3局は大熱戦でしたが僅かに届きませんでした。これで2勝1敗、あと1勝すれば初のタイトル獲得です。棋聖戦第2局では、将棋最強ソフトが6億手読んでようやく見つけた最善手をわずか数十分で指したことが大きな話題となりました。私のようなアマチュアは5手先を5パターン程度しか読むことが出来ないので、およそ想像すら出来ない世界です。
先日、弊社から『 鬼手事典』を発売いたしました。平成31年間のプロ公式戦で指された意表をつく絶妙手、“鬼手”を厳選して101手掲載しています。本書には6億手読む男、藤井七段の“鬼手”も3手掲載しており、高橋道雄九段によって解説されています。
藤井七段がこれからどんな“鬼手”を指すのか目が離せません。
(段位、年齢などは2020年7月9日時点)

╋ キャンペーンのお知らせ
現在実施中のキャンペーン情報。
【1】訳アリ本販売キャンペーン
訳アリ本とは、新本ではあるものの、流通過程で痛みや汚れが生じたために、一般の書店では販売できなくなってしまった商品です。これら書籍を創元社ホームページにて、特別価格でご提供いたします。
■実施期間:7月10(金)10時~8月11日(火)


【2】「聞く技術」20周年記念キャンペーン
創元社ホームページから『プロカウンセラーの聞く技術』『マンガで読み解く プロカウンセラーの聞く技術』をご購入の方に、特製帯とオリジナルしおりをプレゼント!

╋ 「創元社note部」更新情報
最新のnote更新情報をお知らせ。

╋ 「じんぶん堂」掲載情報
「じんぶん堂」に掲載された弊社記事をお知らせ。
■宇宙の誕生からドローンの登場まで―― 『【ビジュアル版】世界の歴史 大年表』
過去の出来事を時系列に並べた年表は、出来事の前後関係を確認したり、時代の傾向をざっくり把握したりするのに適しています。ただ、年表を使いこなすにはある程度の知識が必要ですし、そもそも年表は読み物ではないので、「読みふける」のには適していません。誤解をおそれずに言えば、退屈かもしれません。けれども、本書はちょっと違います。

■人の話を本当に「聞く」ために 東山紘久『プロカウンセラーの聞く技術』
会話において、「自分は聞き上手だ」「話すより聞くほうが楽」という方はけっこう多いのではないでしょうか? 人の話を聞くというのは、一見なんのことはない、簡単な行為のように思えます。しかし、自分の話を本当に「聞いてもらえている」と感じる経験はそれほど多くはないものです。それは、ただ話を「聞く」という行為にも技術が必要だからです。本書は、「話を聞くプロ」であるカウンセラーの著者が、「聞き上手」になるための極意を、実例を含めながらわかりやすく説明した一冊です。

■成功への旅のガイドブック『私はやる』
小社から出ている自己啓発本といえば、D.カーネギーの『人を動かす』『道は開ける』がもっとも著名ではないだろうか。しかし、ほかにもおすすめしたい名著がある。それがB.スイートランドの『私はやる(原題:I will)』と『私はできる(原題:I can)』。今回の記事では『私はやる』をとりあげ、本書のはじめのほうを、実体験をまじえながら少し紹介したいと思う。

■どうしてなお、現地へ調査に行き続けるのか 『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』に寄せて
刊行以来大きな反響を呼んだ『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』は、国立民族学博物館「みんぱく」の言語学者・吉岡乾さんが、現地の過酷な環境に心折れそうになりつつも、調査に奮闘する日々をユーモラスに描いた研究の記録。今回、まだ本書を読んでいない読者のために、自身の仕事についてご紹介いただいた。

■〈明るい農村〉はあるのに……。 吉岡宏高著『明るい炭鉱』
人は、明暗の比喩を好む生き物である。新聞の紙面やテレビのテロップには、毎日のように「明るい」「暗い」という形容が踊っている。創元社が属する出版業界も最近はいつも「暗い」という形容とセットで語られる産業になってしまった。おそらく世間は、その「暗い」というイメージの連射をあまり疑うことなく受け入れているに違いない。ただ、その「暗い」出版業界で働く一人ひとりがその「暗い」イメージの濫觴を素直に肯定しているとも思えない。だからといって一人ひとりの業界の見え方や捉え方が同じわけでもない。『明るい炭鉱』は、世間からひたすら「暗い」と言われ続けた炭鉱に生まれ育った一人の人間の静かな異議申し立てでもある。

このメールは、創元社ウェブ会員様、メルマガ会員様、またこれまでに弊社が企画するアンケートにご回答くださった皆様にお送りしています。配信を希望されない場合は こちらより配信停止のお手続きができます。

バックナンバーはこちら

株式会社 創元社
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6
https://www.sogensha.co.jp/