大阪の出版社 創元社より、新刊・近刊情報をご案内いたします(毎月10日配信)
|
気がつけばもう12月。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 創元社本社のそばを通る御堂筋も、銀杏並木がイルミネーションに彩られ、いつの間にかクリスマスムード一色です。弊社でも、クリスマスプレゼント用のラッピングキャンペーンや、公式キャラクター・ソジーの新しいスマートフォン用壁紙をご用意いたしました。ぜひご利用いただければ幸いです。 それでは、今月のメルマガをお送りいたします。
◇編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
◇新刊情報・・・絶賛発売中! 11月の新刊ラインナップ。
◇営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
◇本を贈るススメ・・・「本を贈る」をテーマに、季節ごとのおすすめの本をご紹介。
◇キャンペーンのお知らせ・・・「それでいい。」シリーズサイン本特別販売ほか。
◇イベントのお知らせ・・・今月開催予定のイベント情報。
|
|
編集者の裏×裏(ウラジジョウ) イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
|
|
プラネットアース【12/17発売】
レイチェル・イグノトフスキー著/山室真澄監訳/東辻千枝子訳 定価(本体3,000円+税)
地球の循環と生態系のしくみをオシャレなイラストとともに学べるビジュアルブック。大人から子どもまで持続可能な環境づくりのために必要な知識を楽しく身につけられます。
>>特設サイトはこちら
|
|
|
担当編集者より
休みの日。一日家に引きこもり、じっとベッドで横になっていると、世界にたったひとりで生きているみたいに思える。しかし実際には、無意識のうちに私の体内には空気中の酸素が入ってきて、二酸化炭素になって出て行っている。それは恐らく窓の外で太陽の光をいっぱいに浴びている並木が光合成に使うだろうし、その栄養でできた木の実をカラスが食べるだろう。一人暮らしの家には目には見えないだけでいろんな微生物が住んでいるし、家主も知らないうちに生まれて死んでを繰り返しているだろう。私たちは何にもしていなくても、世界の大きな循環の一部に組み込まれている。安心できるような、ちょっぴり面倒くさいような繋がりだが、この世に存在する限りそこから外れることはできない。
『プラネットアース』は、私たちが暮らす地球上の生態系や循環のしくみを、可愛らしくも的確にデフォルメされたイラストで描き出したビジュアルブックだ。『世界を変えた50人の科学者たち』で一躍世界的なイラストレーターとなったレイチェル・イグノトフスキーだが、彼女の真価は、複雑な科学の世界を誰にでもわかりやすく、楽しく描くことにある。本書でも、世界のバイオームの特徴や元素の循環をおしゃれな絵柄で図解しながら、私たちの何気ない行動がどんなに地球に影響を与えているかを訴えかけている。
可愛いけれども、中身はヘビー。本書の広範な分野にまたがる内容を、東辻千枝子さんは様々な出典に当たりながらやさしく訳してくださった。また監訳者の山室真澄先生には、お忙しいなか原稿とゲラを何度も確認し、細部に至るまで的確なアドバイスをいただいた。原著者のレイチェルさんは、私の拙い英語での質問にも丁寧に答え、何ヶ所もイラストを修正してくれた。そして、デザイナーの堀口努さんは、これまでのシリーズと比べて技術的にもデザイン的にも各段にハードな本書の組版装丁を粘り強くやり遂げてくださった。
多くの方の力を結集して編集した本書はまもなく、もしかしたら私の出した二酸化炭素で育ったかもしれない木からできた紙に印刷され、ワタから作られた紐で製本されて、ガソリンで動くトラックに乗って全国の書店に行きわたり、あなたの手に届くだろう。本はひとりでは作れず、読み手がいなくては本は存在できない。本づくりもまた、大きな循環のなかで繋がる営みなのだ。(O)
|
|
新刊情報 ―11月の新刊より―
|
|
PTSDのための対人関係療法【11/11発売】
ジョン・C・マーコウィッツ著/水島広子監訳/中森拓也訳 定価(本体2,600円+税)
PTSDに対する対人関係療法の概要や有効性について、豊富な症例を交えながらわかりやすく解説する本邦初の臨床マニュアル。
>>詳細はこちら
|
|
|
こども『人を動かす』【11/19発売】
齋藤孝著 価格(本体1,400円+税)
人間関係の基本原則が説かれた古典的名著『人を動かす』を、カーネギーおじさんが教えてくれるアドバイスに沿って、教育学者の齋藤孝が日本の子ども向けに分かり易く解説。
>>詳細はこちら
|
|
|
「見る」意識と「眺める」意識【11/19発売】
上田琢哉著 価格(本体3,600円+税)
「見る」と「眺める」という枠組みを用いて意識の多様な働きを考察し、「眺める」意識を手がかりに、現代人の抱える心理的課題に応える新しい意識のあり方の可能性を探る。
>>詳細はこちら
|
|
|
われらみな食人種(カニバル)【11/19発売】
クロード・レヴィ=ストロース著/渡辺公三監訳/泉克典訳 定価(本体2,000円+税)
人類学者レヴィ=ストロースの晩年の時評エッセイ集。80年以上にわたる知的営為を凝縮させた、最良のレヴィ=ストロース入門。
>>詳細はこちら
|
|
|
風景の石 パエジナ【11/19発売】
山田英春著 価格(本体1,800円+税)
風景石パエジナに焦点を当て、その魅力を存分に伝えるヴィジュアル本が初登場。メディチ家やハプスブルク家でも大流行した「失われた世界が閉じ込められた謎の石」の図鑑。
>>詳細はこちら
|
|
|
大衆の強奪【11/25発売】
セルゲイ・チャコティン著/佐藤卓己訳 価格(本体3,500円+税)
反ファシズムの姿勢を貫く側こそ「敵の手法に学ぶ」必要があるのではないか。そう問いかけて世界に衝撃を与えたコミュニケーション論の古典を日本語として初めて全訳。
>>詳細はこちら
|
|
|
|
営業部だより
|
|
早いものでもう12月。クリスマスシーズンがやってきました。この季節、プレゼント選びに頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。一番困るのが甥っ子への贈り物…。ストレートに現金をねだられるまでは、本を贈ろうと思っています。今までは車や電車など鉄板のテーマで喜んでもらえましたが、今年は動物にハマっている様子。これはもう、『動物の見ている世界』で決まりかも…!(A)
※『仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界』は絵本ナビ様でプラチナブックに認定されました! 小さいお子様にも楽しんでもらえるしかけ絵本です。
>>編集者インタビュー記事はこちら (絵本ナビ様のサイトにリンクします)
>>特設サイトはこちら
|
|
|
|
本を贈るススメ 「本を贈る」をテーマに、季節ごとのおすすめの本をご紹介します。
|
|
12月の贈りものと言えば、やっぱり一番大きなイベントはクリスマス。もちろんクリスマス限定ではありませんが、今回はイチオシのプレゼントブックをご紹介します。 『翻訳できない世界のことば』は、ほかの言語では一言で言い表せないようなその国固有のことばを、イラストとともに紹介するユニークな単語集。これまでに聞いたこともないようなことばの響きと、そこに添えられた瀟洒なイラストから、いろんな想像が広がります。世界を旅するように、ページをめくってみてほしい一冊です。 インテリアとしてもお洒落なこのジャケットデザイン、実は著者であるイラストレーターのエラ・フランシス・サンダースさんが日本版のためだけに描きおろしたオリジナル! 赤と緑のクリスマスカラーもよく合います。
■おすすめ■イラスト好き、ことば好きな方へ
>>『翻訳できない世界のことば』の特設サイトはこちら >>ラッピングキャンペーンも実施中です!
|
|
|
キャンペーンのお知らせ
|
|
【1】クリスマス企画!ラッピングキャンペーン 【期間限定】
創元社が自信をもっておすすめするプレゼントに最適な書籍を、クリスマス用にラッピングしてお届けいたします。 ■実施期間:11月25日(月)~12月19日(木)
>>ラッピングキャンペーン特設サイト
|
|
|
|
【2】図書カードプレゼントキャンペーン 【期間限定】
創元社ホームページで総額 5,000円以上お買い上げいただいた方に、オリジナル図書カードをプレゼントいたします。 ■実施期間:9月9日(月)~12月25日(水)
>>図書カードプレゼントキャンペーン特設サイト
|
|
|
|
【3】「心理学手帳」5周年記念プレゼント
創元社ホームページにて『心理学手帳[2020年版]』の通常版または限定版をお買い上げの方に、オリジナルブック型ふせんをプレゼントいたします。
>>『心理学手帳[2020年版]』特設サイト
|
|
|
|
イベントのお知らせ ※スケジュールや内容は変更になることがございます。
|
■図書展示「本のヌード展」 奈良市にある奈良県立図書情報館にて「本のヌード展」が開催されます。さまざまな分野の方々が選んだ本を実際に触りながら、カバーと表紙のデザインのギャップの面白さや楽しみを、選者のコメントともに体感していただける展示です。弊社より林哲夫ら著『本の虫の本』が展示されます。 会期:11月1日(金)~12月26日(木) 会場:奈良県立図書情報館 3階ブリッジ >>詳しくはこちら (奈良県立図書館情報館様のサイトにリンクします)
|
|