大阪の出版社 創元社より、新刊・近刊情報をご案内いたします(毎月10日配信)
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今月6日に『あの日からの或る日の絵とことば』が発売されました。32人の絵本作家たちによる、東日本大震災をきっかけとした「絵とことば」のイラストブックです。3.11から8年。直接被災していなくても、誰もがそれぞれの思いを抱いてあの日からを生きていることを改めて感じます。今後、原画展やトークショーなどの開催も予定しております。メール最後のイベント情報をご覧ください。
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若いうちに習得したい人間関係の基本原則
あらゆる自己啓発書の原点となったカーネギーの『人を動かす』には、人が生きていく上で身につけるべき人間関係を円滑にする様々な知識・知恵・技術が説明されている。本書は、世界的ベストセラー『人を動かす』を教育学者の齋藤孝が原著の流れに沿って読み解き、今日的な事例と齋藤教授自身のオリジナリティーに溢れた実践的ノウハウをちりばめながら、深い共感をもって解説する。若者に限らず、全ての年代の人に役立つ必読の書。
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編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
自己啓発書の原点と謳われる原著『人を動かす』は、日本だけでも500万部を突破する歴史的ベストセラー。人生の羅針盤として、世界中で長きにわたり読み継がれています。
ただし原著は、1936年にアメリカで刊行されたもの。その後、改訂版が出されているとはいえ、「日本の今日的な事例で読みたい」というご意見も少なからず聞こえてきます。そんな読者のみなさんの声にこたえるのが、新刊『齋藤孝が読む カーネギー「人を動かす」』です。教育学者の齋藤孝先生が、原著の内容を読み解き、現代の日本の例に置き換えながら、より読者のみなさんに近い形で解説します。
本書のもう一つの特長は、これから社会に出ていく若者へ向けて語られていること。原著を手に取った読者の方から「もっと早くに読んでおけばよかった」というご感想をいただくこともありますが、人間関係の基本原則は若いうちにマスターしておくに越したことはありません。若者たちへ優しく語り掛けるような口調で書かれた本書は、軽快にテンポよく読み進めることができます。
齋藤先生とカーネギーとは、もし同時代に生きていたら大変気の合う友人になっていたのではないかと思うほど、その精神性には共通するものが見られます。「上機嫌」でいることを社会人の責務とする齋藤先生、人を非難することは無益と心得るカーネギー。両者とも、当たり前のことにどれほど深い意味があるかを確信し、それを実践するための具体的なノウハウを構築し、人間関係の本質を掴み軽やかに生きています。
原著をまだ読んでいない方はもちろん、再読の方にもおすすめします。どんな状況におられる方でも、必ず背中を押してもらえると思います。(AN)
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齋藤孝が読む カーネギー『人を動かす』【3/6発売】
齋藤孝著 定価(本体1,400円+税)
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新刊Pickup ―2月の新刊より―
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「見る鉄」のススメ 関西の鉄道名所ガイド【2/8発売】
来住憲司著 定価(本体1,500円+税)
鉄道好きなら一度は訪ねておきたい、その場所ならではの鉄道シーンが堪能できる優良スポットを厳選紹介。新幹線が格好よく撮りたい/車両基地をじっくり見たい/増結・車両入換などめずらしい場面を観察したい/ちょっとマニアックな歴史探訪や廃線ハイキングに行きたい……本書はこういう方にオススメです。ビギナー向けの場所から意外と知られていない穴場まで、関西の鉄道のハイライトを蘊蓄たっぷりにお伝えします。
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編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
来住さんとつくった鉄道本の単著はこれで3冊目。前二作の売れ行きは好調と言えますが、いつも時間との戦いで、最後はいつも綱渡り。
そうした過去の苦い経験をふまえ、今回は余裕のあるスケジュールを組んだつもりですが、またしても同じ轍(テツ)を踏んでしまいました。そう、今回も最後まで綱渡りでした。
とはいえ、これまでの本同様、今作も時間を言い訳に手を抜くことなく、精魂込めてつくりました。読んでわかりにくい箇所は何度も修正を求めましたし、どうしても納得がいかない写真は撮り直してもらいました。業を煮やして、私が現地に赴いて撮影したものもあります(時空の広場とか、武庫川駅とか)。
少しでも皆さんに楽しんでいただけるよう、お役に立てるよう、限界までテキストと写真を詰め込んだつもりです。
紙幅の制約のため、舌足らずの箇所もあるかもしれません。これを書くなら、あれも書いてほしかったというご意見もあるかもしれません。ごもっともです。関西には他にもたくさんの見どころがあります。
ただ、本書はあくまで「ガイド」です。本書をきっかけにして、皆さんがそれぞれに「見る鉄」の楽しみ方を見つけることで、本書の目論見ははじめて達成されるのです。大した準備はいりません。構えず、自然体で鉄道を「見る」ことを楽しんでいただければ幸いです。(S.D.)
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東京夜景【2/26発売】
堀寿伸著 定価(本体1,500円+税)
『大阪夜景』で人気を博した写真家・堀寿伸が東京へ!東京都内選りすぐりの夜景スポット130ヶ所以上を、美しいデジタル写真とともに紹介。これまでの「夜景」のイメージを覆す、見慣れた街並みの中から非日常的な光景を切り取る写真家のまなざしが光る。各スポットにミニマップ、アクセス情報を記載。英訳つきで、海外からの旅行者にもおすすめ。観光客にはもちろん地元の方にとっても、新たな東京の魅力を掘り起こす一冊。
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編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
街というのは、ただそこへ行っただけでは分からないものです。食事をしたり、地元の人と話したり、地形を眺めたりして、だんだん違う土地へ来たのだなと実感するようになります。
しかし東京は大きく、どこにでも何でもありすぎて、出張で頻繁に通うようになっても、一向に掴みきれませんでした。
今回、23区内はもちろん広く東京都全域の夜景スポットが紹介されている『東京夜景』の校正を通して、ようやく、名前だけは知っていた東京の町々が、頭の中の地図に改めて置き直され、こんがらがった路線図の糸が解けて張り直されました。おかげで、最近は東京のどこへ行っても「少なからず知っている」街だと感じられるようになりました(まだ渋谷では全然スムーズに乗り換えられないですけど…)。
夜景を見つけ出す堀さんの眼には「これを夜景と捉えるのか」「見過ごしていた場所にこんな光があったのか」といつも驚かされます。この視点は、万年おのぼりさん気分の私よりも、東京をよく知っている人こそ、かえって新鮮に感じるのではないでしょうか。
いま私にとって、東京は夜景の街になりつつあります。この巨大都市には、多くの人が暮らしている分、多くの明かりがあります。あなたにとって東京はどんな街でしょうか。「夜景」を手がかりに、まだ見たことのない東京の一面を見つけてみてください。(O)
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トラウマへの認知処理療法【2/8発売】
P・A・リーシックほか著/伊藤正哉、堀越勝監修 定価(本体4,800円+税)
トラウマ・PTSDへの対応に特化した心理療法「認知処理療法」についての初の包括的な手引き書。基本的な考え方から実施手順まで丁寧に解説。
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未来の戦死に向き合うためのノート【2/20発売】
井上義和著 定価(本体1,600円+税)
平和のために議論すべきは「過去と未来の戦死」ではないのか。未来の戦死に「向き合う」ことから、「条件付きで受け入れる」ことを考え、新たな戦争抑止の倫理を構築する。
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トップアスリートに伝授した 勝利を呼び込む身体感覚の磨きかた【2/20発売】
小山田良治、小田伸午著 定価(本体1,600円+税)
治療師の小山田が追究してきた動作のレシピ(手順)を、身体科学者の小田がトップアスリートの事例を交えて解説。
>>詳細はこちら
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恐竜の教科書【2/26発売】
D・ナイシュほか著/小林快次ほか監訳 定価(本体4,500円+税)
地球上に登場した驚くべき生き物、恐竜の、体の構造、生態、多様性から、大量絶滅をいかに生き延び、今日の鳥類となったかまで、写真や復元図とともにオールカラーで解説。
>>詳細はこちら
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【コラム】観る将のひとりごと じつは大の将棋ファン!! 創元社社長による、将棋観戦が楽しくなるミニコラム。
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観る将のプロフィール
数年前、初めて出た地元の将棋大会で幼稚園児の女の子に軽くあしらわれ、以来「観る将」専門に。唯一の得意戦法は中飛車。最近は藤井聡太七段に夢中。
天才棋士の一休み
3月5日、多くのファンが待ち焦がれていた順位戦C級1組の最終局が行われました。注目は藤井聡太七段と師匠の杉本昌隆八段の師弟ダブル昇級が成るか?
天才少年の新たなドラマを期待するファンが、8勝1敗で横一線に並んだ4人の棋士(順位の上から近藤五段、杉本八段、船江六段、藤井七段)の対戦に注目しました。まず、師匠の杉本八段が千葉幸生七段を破りB級2組への昇級を先に決めました。これまで50歳以上の棋士が昇級したことは将棋の歴史上ほとんど例が無く、快挙といえるでしょう。続いて船江六段が勝利、この時点で藤井七段の昇級が消えたことになります。藤井七段はその後見事勝利をおさめましたが、結果として最後の最後で涙をのみました。結局、夜中の零時を超えてから激戦を制した近藤五段が、B級2組への最後の切符をつかみ六段に昇進したのです。
藤井七段を応援してきた多くのファンにとっては大変残念な結果となりましたが、筋書きのないドラマを十分に堪能できた事もまた事実です。来年度はぜひB級2組へ昇進してもらいたい、そう願っています。
>>バックナンバーはこちら
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営業部だより
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ホームページに「全国展覧会情報」があるのをご存知でしょうか? なるべく多くの展覧会をご紹介できればと、時間をみつけては情報を集めています。刊行物の情報やSNSなどをご覧いただくついでに、展覧会情報もチェックいただけたらうれしいです。(S)
>>「全国展覧会情報」はこちら
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本を贈るススメ このコーナーでは、「本を贈る」をテーマに、季節ごとのおすすめの本をご紹介します。
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まもなく入学シーズンです。贈り物に本を選ぶというと堅苦しい印象を持たれてしまうかもしれませんが、『親子で学ぶ数学図鑑』をはじめとする本シリーズは、カラフルな図版やイラストを多く使って基礎的な知識を幅広く解説する、楽しく学べるビジュアルガイドです。
本の内容にあわせて、カラフルな数字が並んだ紙(円周率になっています!)で包んでみました。型抜きした数字は、栞やメッセージカードにも。
■おすすめ■小中学生から、かつて数学が苦手だった親御さんまで
>>「親子で学ぶ数学図鑑」の詳細はこちら
>>「親子で学ぶ」図鑑シリーズ一覧はこちら
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鉄道本プレゼントキャンペーンのお知らせ
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先月より引き続き、『鉄道手帳』プレゼントキャンペーンを実施中です。
特設サイトより『鉄道手帳[2019年版]』についてのアンケートにお答えいただくと、抽選で10名様に、創元社より刊行されている“鉄道本”のなかからお好きな書籍を1冊プレゼント! ぜひふるってご応募ください。※一部対象外の書籍もございます。
応募期間:2019年5月31日まで
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イベントのお知らせ ※スケジュールや内容は変更になることがございます。
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■3月7日(木)~ 『あの日からの或る日の絵とことば』パネル展 会場:代官山蔦屋書店(東京)
■3月16日(土)~4月1日(月) 『あの日からの或る日の絵とことば』原画展 会場:nowaki(京都)
■3月16日(土)~4月1日(月) 『あの日からの或る日の絵とことば』パネル展 会場:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店(大阪)
■3月30日(土) 14:30~16:00 『トップアスリートに伝授した 勝利を呼び込む身体感覚の磨きかた』公開座談会 出演:山内卓也(競輪選手)、浅井康太(競輪選手) 司会:小田伸午(関西大学) 会場:AP名古屋.名駅(愛知) >>お申し込みはこちら
■4月6日(土) 15:00~ 『あの日からの或る日の絵とことば』トークショー 出演:長谷川義史(絵本作家)、筒井大介(編集者) 会場:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店(大阪) >>詳しくはこちら
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