大阪の出版社 創元社より、新刊・近刊情報をご案内いたします(毎月10日配信)
|
涼しくなり、すっかり秋めいてきました。今号より、創元社メールマガジンは「創元社News」と名前を変えてお届けしております。今回ご紹介しているのは絶賛発売中の新刊15点。また、今月19日に開催される創元社主催コンサートのご案内もあります。ぜひ最後までご覧ください。
|
|
|
特別でないわたしたちみんなの、愛の物語。
著者のフィリッパ・ライスはイギリスの若きイラストレーター。恋人のルークと一緒に暮らし始めた毎日を描く『SOPPY(ソッピィ)』は、公表されるやいなや世界中のカップルに大きな共感の波を生んだ。フィリッパのすくいとる生活の一コマは普遍性を持ち、ふたりの人間がともに暮らすことの幸福を温かいイラストで伝えてくれる。なにげない日常にあふれる小さな愛おしい瞬間を集めた、宝物のような一冊。大切な人への贈り物に。
|
この本は、イラストレーターのフィリッパ・ライスが、同じくイラストレーターの恋人ルークと出会って、恋をし、共に暮らし始めた毎日を描いた一冊です。全体を通してほとんど文字はありませんが、鮮やかに切り取られた日常の一コマから、お互いを想う二人の感情が実に豊かに伝わってきます。
ところでSOPPYという単語は、ラブラブ、ベタぼれといった意味だけではありません。ケンブリッジ辞書によると「恋愛や親愛などの感情を、理性や現実を忘れ、やや強すぎるほどに抱き、表現すること」とあります。愛情が時に諸刃の剣であることを示唆するようなタイトルに、著者フィリッパ・ライスの透徹した眼差しが現れているのではないでしょうか。
それでもこの本には、二人の人間が共に暮らすことの幸福が、宝石箱のように収められています。繰り返しの毎日に溢れるかけがえのない瞬間。最小限の言葉と色で彩られた小さな一冊が、読む人を自然と笑顔にさせ、気づきをもたらす大きな力を持っていると、信じてやみません。(an)
|
SOPPY【9/27発売】
フィリッパ・ライス 著/前田まゆみ訳 定価(本体1,200円+税)
|
|
|
|
新刊Pickup ―9月の新刊より―
|
|
世界で一番美しい化学反応図鑑【9/25発売】
セオドア・グレイ著/ニック・マン写真/若林文高監修/武井摩利訳 定価(本体3,800円+税)
世界でシリーズ累計150万部、日本で30万部を突破! 『世界で一番美しい元素図鑑』『分子図鑑』で見せた圧倒的なビジュアルと軽妙な語り口で科学好きをわかせたセオドア・グレイの元素3部作に待望の3巻目が登場。本書では、分子が反応を起こす中でどのようにくっついたり離れたりしてこの世界を形作り、私たちが存在することを可能にしているのかが解き明かされる。『元素図鑑』に始まる楽しいドラマの最終章の幕開けだ。
>>詳細はこちら
|
|
|
編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
「化学反応」と聞くと、私は学生の頃の「理科の実験」を思い出します。そういう人は多いのではないでしょうか? でも著者のグレイ氏はこう言います。「実験の最大の特徴は結果がどうなるかわからない点にある。実験は新しい知識に到達するために行われる」と。だから、学校の授業で目にする化学反応は、すでに結果がわかっているので「デモンストレーション(実演)」と呼んだ方がいいそうです。確かに言われてみればそうですよね。この本には、古今東西の先人が時に命をかけながら苦労して確かめた「実験」の数々が詰まっています。著者一流の美しく刺激的な「デモンストレーション」を通して、そのかけがえのない成 果をとくとご覧ください!(TH)
|
|
国際化の時代に生きるためのQ&Aシリーズ(全5巻)【9月より順次刊行】
各巻定価(本体2,200円+税)
日本から海外へ、海外から日本へ、人々が行き来する国際化社会はすぐそこまで来ています。多様な背景をもった人たちを理解し、思いやりをもって共に生きるためには知識や想像力が必要です。本書は、そのための基礎知識を、Q&A形式で分かりやすくかつ、楽しみながら学べる、新しいテキストです。より深く考え表現することが求められる、2020年からの学校教育にも最適です。
>>第1巻 移民や難民ってだれのこと? >>第2巻 ジェンダーってなんのこと?
|
|
|
編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
きっかけは、企画が足りないことだった。いや、いつも企画は足りない。だからといって、面白くない本はいやだ。でも企画が出てこない! なんかいい企画はないでしょうか?
という思いを、小社から生活エッセー『愛と家事』を出版していて、フリー編集者でもある太田明日香氏にぶつけていたところ、「こんな英語の本があるんやけど、yyさんどう思います? まえからちょっと気になってたんです」と教えてもらったのが、今回5冊セットで出すことになった英国産の児童教育書なのです。
企画会議で無事採択されたのが今年の6月で、もう最初の2巻が刊行できるなんて、これも太田氏とまだ若いのに優秀な翻訳者のお蔭です。(yy)
|
|
ナラティヴと心理アセスメント【9/12発売】
田澤安弘、橋本忠行編著 定価(本体2,800円+税)
テスターとクライエントが対話を重ね、協働して構成されるクライエントの現実。実践例を示し、協働的/治療的アセスメントという心理アセスメントの新しい方法論を紹介。
>>詳細はこちら
|
|
|
事例研究の考え方と戦略【9/12発売】
山本力著 定価(本体2,200円+税)
事例研究を進める上でぶつかる疑問や個人情報の問題、執筆上のポイントなど、40年にわたる臨床経験を振り返りながら自らの実践知と戦略的アプローチに言葉を与える試み。
>>詳細はこちら
|
|
|
心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス【9/19発売】
キラ・ウィリー著/アンニ・ベッツイラスト/大前泰彦訳 定価(本体1,800円+税)
簡単なエクササイズで心と体をじょうずにコントロールする方法を身につける。
>>詳細はこちら
|
|
|
生きづらい毎日に それでいい。実践ノート【9/19発売】
細川貂々&水島広子著 定価(本体700円+税)
ロング&ベストセラー『それでいい。』の実践版ワークブック。自分を肯定するための治療ノート形式。水島広子の解説と細川貂々のコミックエッセイも収録。
>>詳細はこちら
|
|
|
心配ないよ、だいじょうぶ【9/20発売】
P・オニール著/渡辺滋人訳 定価(本体1,600円+税)
〈おたすけモンスター〉シリーズ。こわがりで不安が強く、外に出て遊んだり友だちと一緒に過ごしたりすることのできない子ども向けのやさしく楽しいワークブック。
>>詳細はこちら
|
|
|
鉄道快適化物語【9/20発売】
小島英俊著 定価(本体1,700円+税)
安全性やスピードの向上はもとより、乗り心地の改善、座席・照明・トイレといった車内設備の進化、果ては憧れの豪華列車まで、快適化に向けたあらゆる工夫を語り尽くします。
>>詳細はこちら
|
|
|
東京の地下鉄相互直通ガイド【9/27発売】
所澤秀樹、来住憲司著 定価(本体2,000円+税)
東京メトロ・都営地下鉄と私鉄各社・JR東日本との間で行われている相互直通運転の実際を図版・写真を交えて徹底解説。世界一複雑かつ精緻な相互直通運転を説き明かす。
>>詳細はこちら
|
|
|
旧暦・年中行事カレンダー2019【9/12発売】
創元社編 価格(本体1,400円+税)
旧暦および月と潮にまつわる情報、年中行事やゆかりの食べ物、二十四節気・七十二候や干支まで多種多彩に収載。季節感と伝統文化を楽しむ「にっぽんの暦」の決定版。
>>詳細はこちら
|
|
|
記念日・歳時記カレンダー2019【9/12発売】
日本記念日協会監修 価格(本体1,400円+税)
『すぐに役立つ366日記念日事典[第3版]』をベースに旧暦・月齢・二十四節気・七十二候・歳時記などの情報をプラスした記念日カレンダーの決定版!
>>詳細はこちら
|
|
|
心理学手帳[2019年版]【9/5発売】
心理学手帳研究会編 定価(本体1,400円+税)
公認心理師の実務・試験対策に必須の一冊。資料編は、新カリキュラム「公認心理師の職責」「関係行政論」に対応し、公認心理師に求められる情報を大幅増補。
>>詳細はこちら
|
|
|
心理学手帳[2019年版] 限定版【9/5発売】
心理学手帳研究会編 定価(本体1,400円+税)
特別カバーの限定版。上品な光沢のあるホワイトのクロスで、普段使いにもおすすめ。創元社ホームページまたは学会会場限定販売。
>>詳細はこちら
|
|
|
鉄道手帳[2019年版]【9/20発売】
所澤秀樹監修/創元社編集部編 定価(本体1,200円+税)
2008年から毎年発行する鉄道情報満載のダイアリー。2019年版では巻頭路線図「全国鉄軌道路線図」を大改訂。
>>詳細はこちら
|
|
|
営業部だより
|
地方出張というと、郷土のおいしいものが食べられてうらやましいと言われますが、案外そんなことはございません。交通機関の乗り換え等でお昼を食べ損ねたり、夜は休息優先で、デパ地下やコンビニごはんをホテルの部屋でいただくこともしばしばなのです。(AN)
|
|